ブライトリングのナビタイマーといえば、航空史に燦然と輝くパイロットウオッチの金字塔。このレジェンドウオッチに今年から「ナビタイマー8」という新コレクションが加わりました。
回転計算尺のないナビタイマー8と、回転計算尺を備えたナビタイマー1。果たしてどちらを狙うべきなのか。歴史、キーワードとともに徹底解説していきます。
<ナビタイマーの歴史>
NAVITIMER8
・ナビタイマー 8 B01 クロノグラフ 43
自社製ムーブメント「Cal.B01」を搭載したナビタイマー8のフラッグシップモデル。ベゼル前面のポリッシュ仕上げ、伝統の横3つ目、インダイアルが反転色のパンダ・ルック、サファイアクリスタルバックの採用など、シリーズ中で唯一の仕様が際立ちます。
KEYWORD:8アビエーション
「8」は、3代目ウィリー・ブライトリングが1938年に設立した航空計器担当部門”ユイット(フランス語で8の意)・アビエーション”に由来する数字。
ナビタイマー8は、ユイット・アビエーションにインスパイアされたコレクション。コックピット・クロックに見られる大振りなノッチや、シンプルなアラビア数字、伝統的なレイルウェイ目盛りなど、当時の意匠を丁寧に取り入れています。
NAVITIMER1
・ナビタイマー 1 B01 クロノグラフ 43
バーインデックスと新しいBロゴが好相性な、自社製ムーブメント「Cal.B01」搭載モデル。第二次世界大戦後の航空航法の要だった「タイプ52計算尺」は初代モデルと同様です。ステンレススチール&レッドゴールドケースに、ストラスグレー×ブラックの2トーンダイアルをセットしています。
KEYWORD:航空用回転計算尺
ユイット・アビエーションの功績によって、ブライトリングは航空界との関係を深めていき、パイロットウオッチに関する技術やノウハウを積み重ねました。その成果が、対数目盛り付きの回転計算尺を備えた1942年発表のクロノマットや、1952年に完成した不朽の名作ナビタイマー。1932年に3代目に就任したウィリー・ブライトリングは、こうして20年かけて航空時計を飛躍的に進化させました。
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