日々、多くの時計と対峙している全国の有名正規店の代表者に、今年のSIHHで“すぐ買い付けを決めた1本”を直撃! 目利きのプロがどこに注目しているのか、ぜひ参考にしてください!【Part2】
※全国の名店バイヤーに聞いた!「SIHH2019即決の1本」【Part1】はコチラから!
BEST ISHIDA
力のあるメゾンらしいブラッシュアップが決め手
「同行した各店店長はヴァシュロン・コンスタン タンを絶賛していましたが、弊店は10周年を機に開発されたツァイトヴェルク・デイトを推します。強いトルクを生かして……と言うは易し、デイト搭載にあたり12時間の概念を24時間に変更し、定力装置を含む輪列など大部分の設計がやり直されています。一度出したものをブラッシュアップして新たなものを創造するというのは、力のあるメゾンにこそ出来ることだと改めて思います」(ISHIDA表参道 店長・鈴木一弘さん)
トミヤ
事前に期待していた以上に最高で、存在感のある一本
「最近急速に知名度を上げているロジェ・デュブイは、SIHHに行く前から注目をしておりました。今年も得意なスケルトンからの新作発表。パートナーシップ契約を結んでいるランボルギーニモデルの第2弾は、ウラカンにインスパイアされた時 計になりますが、現物を拝見し想像を越えていました。メカニカルなデザインと立体感のある文字盤、そして高級感もしっかりと。最高に存在感のある時計、文句無しの逸品です」(メカミュージアム店 店長・小川宗章さん)
COMMON TIME
トレンドから定番になった青をベゼルに使った点が好感度大
「今年はヴァシュロン・コンスタンタンのブティック限定“ツインビート”やIWCのブースなどに見どころがありました。大きな動きのあった印象は薄いけれど、逆に長く使える良品は多いと思いますね。ブルーダイアルやブラックケースは、もはや定番と思えるほど今年も多く、パネライなどは サブマーシブルの42㎜が評判のなか、ブルーベゼ ルで42㎜を出してきた点が、心憎い。文字盤ではなくベゼルというところが、好感度大です」(代表取締役社長・田中孝太郎さん)