タグ・ホイヤーの2巨頭!「キャリバー ホイヤー01」 ×「キャリバー16」――フラッグシップ同門対決!
“クロノグラフ”という同じルーツを持ちながら、趣を異にするタグ・ホイヤーの2巨頭「キャリバー ホイヤー01」 と「キャリバー16」。どちらにしようか迷っている方も多いはず。そこで今回は、2モデルをさまざまな角度から検証してみました!【フラッグシップ同門対決 タグ・ホイヤー編】
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HOSTORY
タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01 クロノグラフ:キャリバー ホイヤー01は、創業150周年の節目に発表された自社製Cal.1887をベースに開発され、2015年に登場しました。複合ケースにスケルトンフェイスという従来のタグ・ホイヤー カレラと一線を画したスタイルのインパクトは絶大で、いまやブランドの顔となっています。
タグ・ホイヤー カレラ キャリバー16 デイデイト:タグ・ホイヤー カレラは、ホイヤー01も含め、1963年に制作されたクロノグラフをルーツに持ちます。1950年代前半に開催され、世界で最も危険なレースといわれた「カレラ・パンアメリカーナ」に着想を得たデザインは、瞬時の視認性にこだわったシンプルさが特徴でした。
DESIGN
SPEC
左・【タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01 クロノグラフ】スイングピニオン&コラムホイール内蔵
タグ・ホイヤーが1887年に特許を取得したスイングピニオンの進化型と、赤いコラムホイールが組み込まれたキャリバー01を搭載。自社製らしいこだわりが存分に楽しめます。約40時間パワーリザーブ。毎時2万8800振動。
右・【タグ・ホイヤー カレラ キャリバー16 デイデイト】クロノグラフの制御にカム方式を採用
エボーシュベースのキャリバー16の名が刻まれたローターが裏スケから確認できます。クロノグラフの制御は、量産向きのカム方式。日付と曜日表示を持つ実用機です。約42時間パワーリザーブ。毎時2万8800振動。
【JUDGMENT】自社ムーブ信奉者でなければ実用的なキャリバー16が買い
タグ・ホイヤー カレラはレーシングウオッチという出自ではあるものの、シンプルでエレガントなスポーツウオッチとして50年以上も愛されてきました。そのタイムレスなデザインを継承するキャリバー16搭載機は、デイデイト付きで極めて実用的です。
一方のホイヤー01搭載機は、ブランドのエンジニアリングを発揮した、渾身のスケルトンウオッチです。自社製のメリットを生かした格別の一体感は、スポーツカーを愛する人ならグッとくるに違いありません。ですが、このシリーズの本領である「視認性」という点では、キャリバー16が優位。自社製を諦めるのは惜しいが、十分に満足できるでしょう。
問:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054
https://www.tagheuer.com/ja-jp