良識あるスイスの高級時計ブランドとして知られるオリスが、世界同時で航空時計スタイルの新作を発表。これまでで“もっともオリスらしい時計”という自信作だ。
機械式時計の本質を追求した自社ムーブメントモデル
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オリスの最新作「ビッグクラウン プロパイロットX キャリバー115」は、ブランド自身が“もっともオリスらしい時計”と表現する、自信に満ちたスケルトンウオッチである。1904年の創立以来、自然譲りのインスピレーションと時代に合わせたスタイルを反映しつつ、真のモノづくりを追求してきた同社の思いが、そのまま形となった渾身の一本といえる。
アイデアはまずムーブメントからスタートした。2014年、オリスは創立110周年を記念し、久しぶりの自社ムーブメントとして「オリス・キャリバー110」を開発。10日間ぶんのパワーリザーブやスモールセコンドを備えた同キャリバーは、限定ウオッチに搭載されて華々しくデビューした。機械式時計の面白さを再認識させてくれたこのムーブメントを基盤とし、自社キャリバーのシリーズ化を進めてきた。
ニューモデルが搭載する「キャリバー115」もキャリバー110をベースとしつつ、新たな試みとしてスケルトン化が果たされた。“人と機械をもう一度つなぐ”をコンセプトとし、大胆かつ繊細なメカニズムを視覚的に楽しめる。輪列が駆動する様子はもちろん、ムーブメントの上部半分を占める大型バレルも透かし、格納するメインスプリングを露出したことで、リューズを回すと10日間パワーリザーブが巻き上がっていく様子も見ることができる。
デザインはあくまでもシンプルにして、オリスが誇る伝統的な時計技術を注ぎ込んだ本作。贅沢なラグジュアリーではなく、まさに機械式時計の本質を追求したタイムピースである。
問:オリスジャパン TEL.03-6260-6876
https://www.oris.ch/jp
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