1994年にさっそうと高級時計界に現れ、多くの熱烈なファンに支持された「アイクポッド」を覚えている人もいるかと思う。同ブランドは昨年末から再び日本のマーケットに登場し、話題を振りまいている。しかも今度のアイクポッドコレクションは、比較的にリーズナブルなことが特徴だ。
オーソドックスな42mmサイズ「デュオポッド」
![](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2019/12/a62ee3fa7254542ecb266d6d910e74f0-e1578641827627.jpg)
かつて憧れだったアイクポッドを広く世に知ってもらうための復活
日本の携帯電話でも一世を風靡したマーク・ニューソンがデザインを手がけ、スイス高級時計に“デザイナーズウオッチ”を根付かせた「アイクポッド」が、しばしの休眠期間を経て堂々の復活を果たした! すでにショップでの販売も開始されている。デザインはそのまま、価格を抑えられた秘訣を代表者に直撃した。
![](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2020/01/0870605be8f6ecbbf45b44f79e6fd8d3.jpg)
「私が初めてアイクポッドに出会ったのは25歳のとき。はっきり言って“ひと目惚れ”でした。ただ、残念ながら当時の私には高価で手が届かなかったんです。だから、私と同じ思いをしなくて済むようデザインを維持しながら価格を抑える工夫を施しました。ケースは2ピースにし、ムーブメントは日本製のクオーツを使っています。費用を抑えるだけでなく、メンテナンス性も高まったので、長く使いたい方々にも、多くのメリットがあると思います」(共同経営者兼マネージングディレクター/クリスチャン=ルイ・コル氏)
ケースのヘアライン仕上げは、コル氏の人脈を生かして特注の研磨機を開発。裏蓋を作ることで合理的な製造が可能に。あえて歴代モデルと互換性のある形状のストラップにしたという。ここにも、アイクポッド愛が感じられる
コル氏は、ブランドを自分のものにするため、全財産を投入したという。無理を押してでも今回の復活を貫いたのは、アイクポッドに対する愛情に他ならない。「かつての憧れを、広く知ってほしい」。その純粋な思いは、きっと未来のアイクポッドファンに響くことだろう。
クロノグラフ搭載の44mmサイズ「クロノポッド」
![](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2019/12/e7f8a38b0b287451bc3dd13fd2db3ba7-e1578641636386.jpg)
![](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2019/12/89d56ba15089d33f1d57b7dcafa0cbef-e1578641729834.jpg)
問:大沢商会 時計部 TEL.03-3527-2682
http://www.josawa-watch.com/ikepod.html
- TAG