ヤングビジネスマンにこそ着けてほしい洗練のクオーツ・クロノグラフがデビュー

腕時計は名刺の役割を果たすことがある。初対面の人物が国産のシンプルウオッチを着けていれば誠実そうに見えるし、スケルトンダイアルの腕時計を着けていれば流行に敏感な人と予想がつく。つまり、パーソナルの表現や演出にも役立つのだ。例えばミッシェル・エルブランの新作「ニューポート クロノ」は、落ち着いた雰囲気とスポーティさを併せ持つことから、20代~30代の活動的なビジネスマンにマッチする一本といえる。

控えめながら、しっかりと個性を主張するデザイン

「ニューポート クロノ」の細部に迫る。シリーズ共通の特徴でもある、舷窓をモチーフとするケースがドレスウオッチに通じる美しさがある一方で、“3つ目”のブルーカウンターがスポーティな印象である。この手のデザインはカジュアルになりがちだが、本作はクロノグラフらしいアクティブなイメージを生かしつつ、スーツやビジネスジャケットにも馴染むエレガントな雰囲気を備えている。

ミッシェル・エルブラン「ニューポート クロノ」Ref.37688/AG65 14万3000円/クオーツ(Cal.12 1/2 RONDA 5040/D)。ステンレススチールケース。カーフ+表面PU加工ストラップ。直径43mm、厚さ10.65mm。10気圧防水。2月27日発売予定

ディテールごとにひと手間をかけ、上質さを追求している点も本作をより引き立てている。舷窓モチーフの純なラウンドケースに、六角ビス、角型プッシュボタン、そして専用設計のラグ&ストラップをセット。ベゼルにはグレーアンスラサイトのPVD加工を、ブラックダイアルにはヘアライン仕上げを施すなど、この価格帯のモデルとは思えぬこだわりが詰め込まれている。

スイスにはない発想を時計界にもたらすフレンチブランド

「ミッシェル・エルブラン」について触れておこう。1947年にスイスとの国境に近いジュラ山脈に抱かれたフランスの町、シャルクモンにて創業者ミッシェル・エルブランによって立ち上げられた。年々存在感を増しているフランス所縁の時計ブランドの代表的な存在で、グループ統合が進む業界において現在も独立資本を貫いている。細部のクオリティからデザインに至るまで妥協のない姿勢は評価が高く、フランス国内800店舗、世界50ヵ国約3000店舗という、目に見える結果として表れている。

「ニューポート」はブランドのシンボルであり、新作「ニューポート クロノ」はクオーツムーブメントの搭載によって機械式特有の煩わしさを省きながら、手の出しやすいプライスレンジに収めた。とは言え、フラッグシップたる高級感と高機能をしっかり受け継ぎ、見る者に信頼感を与える。ゆえに若手ビジネスマンの頼れる“相棒”となるに違いない。2月27日の発売開始が待たれる。

 

問:オールージュ TEL.03-6452-8802
https://michel-herbelin.jp/

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