タグ・ホイヤーがIoT時代に相応しい高級時計を提示――第3世代コネクテッドウオッチを発表

TAG HEUER(タグ・ホイヤー)」がコネクテッドウオッチを初めてリリースしたのは2015年のこと。各社が明確な方向性を打ち出せないなか、同社はスイス時計らしい高品質な外装とスマートフォンとリンクする利便性を巧みに融合し、話題を呼んだ。以後、高級時計界におけるこの分野の先頭に立ち、昨年はゴルフシーンに特化した後継機をリリース。そしてブランド創立160周年となる2020年、さらなる進化を果たした第3世代「タグ・ホイヤー コネクテッド」を発売することとなった。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー コネクテッド」Ref.SBG8A10.BA0646 23万1000円/クオーツ(充電式。Google WearOS搭載)。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径45mm(厚さ13.5mm)。5気圧防水。充電器とオリジナルトラベルポーチが付属

新たに心拍数モニターを搭載して幅広いスポーツシーンに対応

第3世代となる「タグ・ホイヤー コネクテッド」の最大の魅力は、各種スポーツに適したスペックを獲得したことにある。Google Wear OSをベースにGPS、コンパス、加速度計、ジャイロスコープといった従来も備えていた機能に加え、薄型の心拍数モニターを新搭載。ユーザーは速度、ペース、距離、スプリットタイム、さらには心拍数や燃焼カロリーなども記録できるため、ランニング、サイクリング、フィットネス、ゴルフといったあらゆるアクティビティを効果的に行うことに役立つ。そして新開発のタグ・ホイヤーモバイルコンパニオンアプリを使うことで、パフォーマンス分析も可能に。なお、保存データは「Apple Health」や「Strava」といったスマホアプリに同期して活用できる。

ケース底にはハイテク樹脂を使った心拍数モニターが埋め込まれている。これにより、ケースの厚さを抑えながら、精度の高い計測が可能になった

 

タグ・ホイヤーが誇るクロノグラフの意匠と品質をコネクテッドウオッチでも

外観もブラッシュアップされている。外装は同社が培ってきた技術によってクオリティが高められ、ブラックセラミックベゼルやファセット加工を施した美しいラグ、人間工学に基づいて設計されたステンレススチールブレスレットなど、高級機械式時計と同等のディテールを採用。これらはロングセラーコレクション「カレラ」にインスパイアされたものだ。外装を構成するパーツの違いによるバリエーションも揃えられており、選択肢の幅が広いのも嬉しい。

2時と4時のプッシュボタンは、アプリへのショートカットや操作を行う際に使用する。リューズはディスプレイ操作時に使う仕組みになっており、従来の機械式時計の操作感を再現しつつ、コネクテッドウオッチとしての使い勝手も考え抜かれている。

OLEDタッチスクリーン仕様のサファイアクリスタル文字盤上に出現する時刻表示は、デフォルトで機械式時計デザインの5パターンが用意されている。一例を挙げると、ホイヤー02を搭載するオープンワークのクロノグラフ、ホイヤー01バージョン、3針式など。針の影まで鮮明に表現したデザインは一見の価値ありと言えよう。デジタルタイプの表示もあるほか、ユーザー自身でフェイスカラーや表示内容のカスタマイズもできる。ワンタッチで交換できるストラップと組み合わせることで、「タグ・ホイヤー コネクテッド」が一本あればあらゆるファッションやシチュエーションをカバーできることだろう。

 

バッテリーの持続性も十分! 厚みも考慮された良心的設計が日常使用したくなる

ハードウェア面の実用性にも触れたい。充電は約1.5時間でフル完了(15~45℃の温度環境の場合)し、標準使用ならばバッテリーは20時間程度持続する。アクティビティ中に各種データを取得するモードでは最大6時間となっている。そのためスマートフォンと同じ感覚で充電していれば、電池切れの心配も無さそうだ。厚さは13.5mmで、同サイズ(直径45mm)の「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ」よりも薄い設計となっており、ユーザビリティが高められている。

タグ・ホイヤー伝統のクロノグラフのDNAを受け継ぐ「タグ・ホイヤー コネクテッド」は、機械式時計の“本格”とコネクテッドウオッチの“先進”を同時に味わうことができる。まさにIoT時代における高級時計のベンチマークとして、この第3世代も存在感を発揮するに違いない。

 

問:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054
https://www.tagheuer.com/ja-jp

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