イタリアンジュエラーとして名高い「BVLGARI(ブルガリ)」は、1975年に製作したブルガリ・ローマを契機にメンズウオッチ市場へ参入した。それが1977年誕生の「ブルガリ・ブルガリ」につながって、その後2010年に「ウオッチメーカー宣言」をアピール。そしてヒットモデル「ブルガリ オクト」を2012年にリリースし、時計界で不動の地位を確立した。その人気コレクションの魅力を最新モデルからひも解こう。
ローマに深く根ざした八角形をブルガリスタイルに昇華
ブルガリ タイムピースにおいて現在最も勢いがあり、バリエーションも揃っているのが「オクト」である。その原型はジェラルド・ジェンタ銘のオクトとして2004年には存在していたが、八角形モチーフを受け継ぎながら、ブルガリはエッジの効いた超多面構造の新しいオクトに昇華させた。2014年には、新生ブルガリの集大成となるオクト フィニッシモ トゥールビヨンでケース厚5mmの世界最薄記録を達成。以後、ブルガリの芸術性をいかんなく発揮した“フィニッシモ”コレクションは、2017年に2.23mm厚の世界最薄自動巻きムーブメントを、2019年に3.3mm厚の世界最薄自動巻きクロノグラフ・ムーブメントを発表するなど、実に5回のワールドレコードを達成している。
2017年、従来の1ピースから4ピース構造のエレガントなオクト ローマも誕生し、機能もサイズも色も多岐に広がった。そして2018年、オクト オリジナーレが発表される。これまでのオクトの歴史をすべて受け継ぎ、そこから原点に立ち返って、新たな可能性を“スポーティさ”に求めた新コレクションである。ゴールドをあしらった仕様なら、大人の色気をさり気なくアピールすることも可能だ。もちろんそこにも、ブルガリの美学が貫かれているのだ。
男らしさとカリスマ性が共存する新ライン
凄まじく複雑にカットされた110面ケースにブラックDLC加工を施し、男性的な力強さを引き出した新ライン。ネーミングの通り、オクトのオリジナルデザインの真髄を表現した。セラミックベゼルの下にピンクゴールドを挟み込むことで、艶っぽさも効かせている。
問:ブルガリ ジャパン TEL.03-6362-0100
https://www.bulgari.com/ja-jp/
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