ブライトリングの傑作クロノグラフが、待ち望まれたリニューアルでクラシック&スマートに

ブライトリング(BREITLING)」にとってクロノグラフはブランド創成期から中枢に据えている機構で、1952年に「ナビタイマー」を発明し、航空クロノグラフの世界的ブランドとなった。その後、1984年にリリースした「クロノマット」は機械式時計の新しい価値を見出したモデルとして高く評価されたが、その傑作クロノグラフがついに待望のリニューアルを果たした。

人気クロノグラフがリニューアルによって万能モデルへと進化

36年前に生み出されたクロノマットはクォーツウオッチ全盛だった当時、革新的な機械式時計として受け入れられた。ボリュームのあるケース、美しい仕上げ、モダンなデザイン、そして高精度な自動巻きムーブメントなど、スイスの伝統技術を生かした意欲的なモデルだったのだ。その功績は大きく、再びメカウオッチが注目されるきっかけをつくった。

フレッチェ・トリコローリの意見をもとに、ブライトリングが1983年に完成させた初期型クロノマット。同隊のロゴを文字盤に印す。

最初のクロノマットは、1983年にフレッチェ・トリコローリ(イタリア空軍のエアロバティックチーム)向けに開発された。その1年後、ちょうどブライトリング創業100周年を祝うタイムピースとして市場に登場。すると間もなくイタリアで爆発的人気となり、やがてヨーロッパから世界へと広がった。

奥行きのある立体的なダイアル、ソリッドな針、ドーム型両面無反射コーティング済みサファイアクリスタル風防などにより、視認性は良好そのもの。針とインデックスにはスーパールミノバ夜光が塗布されており、暗所においても時刻を読み取りやすい。ルーローブレスレットとの相性にも優れる。
クラシカルなルーローブレスレットをセット。各コマが数珠のように繋がっており、腕へしなやかにフィットする。これまでのクロノマットのブレスレットはポリッシュメインだったが、今回はサテン仕上げで落ち着いた印象に。

スイス時計界にとっても重要なクロノマットだが、今回のモデルチェンジによって1984年製モデルへの回帰を果たした。外観でもっとも懐かしさを感じさせるディテールがルーローブレスレットで、バタフライ型のバックルと一体型になっており、オリジナルの設計を生かしながら質感をブラッシュアップさせた。また、ラチェット機構が付いた逆回転防止ベゼル上に備えられたライダータブも健在。ドライバーで取り外し可能な“15”と“45”のタブを入れ替えることで、分のカウントダウンベゼルとしても利用できる。

光沢感のあるグリーンダイアルが印象的な「クロノマット B01 42 ベントレー」。本シリーズはねじ込み式のプッシュボタンを使わず、ユニークな形状のボタンを共通で採用している。

持ち前の高機能と美しいスタイルをそのままに、ダイアルカラーやマテリアルの違いによるバリエーションも展開。ベントレーエディションやフレッチェ・トリコローリモデルもラインナップに加えるなど、店頭のディスプレイを彩るようなモデルの豊富さも魅力のひとつといえる。

針の重なりやカウンターのサーキュラー仕上げなど、細部の作り込みはブライトリングの最高峰モデルとしてふさわしい。写真はストラトス・シルバーダイアル。

ブライトリングの歴史上、重要な位置を占めるクロノマット。1984年にオリジナルモデルがデビューして以降、2000年、2004年、2009年とその時代に合わせた世代交代によって進化してきた。「クロノマット B01 42」はこれらに続く最新作として原点回帰の姿勢から形づくられ、高精度かつ高機能な自社製のブライトリング01キャリバーを採用。パイロット・クロノグラフの枠を飛び越えて、ビーチからドレスアップシーンにも通用するスマートな万能スポーツウオッチへと変貌を遂げている。

ブライトリング「クロノマット B01 42」Ref.AB0134101G1A1 97万9000円/自動巻き(自社製Cal.ブライトリング01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径42mm(厚さ15.1mm)。200m防水

 

問:ブライトリング・ジャパン TEL.03-3436-0011
https://www.breitling.co.jp/

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