その年にリリースされる新作時計の多くは、本来ならばスイスで開かれる世界的な時計見本市で披露される。しかし今年は新型コロナウイルスの影響で中止や延期となってしまった。そこで、代わりにインターネットで公開するブランドが増加したのである。この形式を採った時計メーカーより、フレンチ・ミリタリーというジャンルを確立した「ベル&ロス(BELL & ROSS)」の2020年新作を紹介。
創業以来、ミリタリーを熟知するベル&ロスならではの新提案
ミリタリーの機能的かつ美的な原型、その魅力を熟知するベル&ロスは今年、ミリタリー グリーンとアエロナバル ブロンズで、新たなミリタリースタイルを提言した。好評の角型ダイバーズウオッチとルノーF1チームとのコレボレーションにもニューモデルがデビュー。毎年のように楽しませてくれる、底知れぬ創造力に敬意を表したい。
都会の探検者に向けたモダンなミリタリースタイル
ミリタリースタイルを再定義する、冒険心溢れる都会的な3針ウオッチ。パラシュートコードを起源とするNATOストレッチストラップに便利なバックルを備え、夜光塗料を含めて併せてカーキグリーンに統一した。4時と5時の間に配置したデイト表示も日付ディスクをカーキに揃えているほか、タフなリューズガードやブラックベゼルなど、細部まで妥協がない。それらすべてに同社のセンスが溢れている。
ブロンズに相性抜群の海を彷彿とさせるブルーを採用
フランス海軍将校の制服に着想を得た、壮麗なマリンブルーを使った自動巻きクロノグラフ。ケースや固定ベゼルのブロンズは、安定化済みとはいえ経年変化により唯一無二の味わいを醸し出す。
記録的ヒットの角型ブロンズダイバーズに新色が誕生
逆回転防止ベゼルやリューズガードを装備して2017年に誕生したBRシリーズの本格派ダイバーズウオッチは、一気に市民権を得て翌年にはブロンズも登場。ブラック、グリーンに継ぐ第3弾は、深いブルーの文字盤と逆回転防止ベゼル、そしてカーフストラップを採用した。
ルノーF1のチームカラーを纏ったスケルトンクロノグラフ
ルノーF1チームとのコラボレーションモデル2020年版。ケースはチタン、セラミック、ラバーで構成され、ダイアルは大胆なオープンワーク仕様となっている。レバー式プッシュボタンがステアリングのスピードパレットを連想させるデザインだ。
「ベル&ロス(BELL & ROSS)」について創業年:1994年 “自分たちの理想とする時計”を目指して旧友2人で創業し、プロフェッショナルのための機能とデザインを融合。航空計器を範とした「BR 01」(2005年)や「BR 03」(2006年)など、ミリタリーの雰囲気を持たせつつ、スタイリッシュに仕上げたヒット作を連発。昨年はブレスレットモデル「BR 05」で話題を振りまいた。 |
問い合わせ先:ベル&ロス ジャパン TEL.03-5977-7759
https://www.bellross.com/ja/
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