腕時計と“水”の戦いの歴史は、20世紀初頭までさかのぼる。スイスの名門「オメガ(OMEGA)」は、1932年に角型フォルムの「マリーン」を開発。インナーケースとアウターケースによる二重構造によって防水機能を実現させた。また、「パネライ(PANERAI)」は1936年にイタリア海軍用のダイバーズウオッチ試作機の発明に成功している。これらを起源とする防水技術の研究は継続され、現代のタイムピースに生かされている。今回はこの2大ブランドより、最新スペックで海のアドベンチャーを支援したコレクションについて解説する。
大定番シーマスターは深海4400mのミッションをサポート
1988年、フランス国立海洋開発研究所が行った「ファレ計画」。そのミッションは潜水艇ノーティル号で水深4400mまで潜水し、地震活動観測のための装置を設置すること。困難な作業を見事に遂行した3名の乗組員たちの腕には、オメガのシーマスター プロフェッショナル200mがあったのだ。
1993年誕生の300m防水ダイバーズが、2018年にマスター クロノメーター認定モデルへと進化。セラミック文字盤にレーザー加工でウェーブ模様を施し、セラミックベゼルの目盛りはエナメルで記すなど、外装の美しさも向上している。
問い合わせ先:オメガお客様センター TEL.03-5952-4400
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