「ボール ウォッチ（BALL WATCH）」の「エンジニア ハイドロカーボン」コレクションは、繊細な機械式時計ながら驚くべき耐衝撃性能や耐磁性能を誇る。このフラッグシップの中でも最強の防水スペックを持つ「ディープクエスト」が“Ⅱ”へとリニューアルされ、実用性のうえで明らかな向上がなされた。
裏蓋のない屈強なチタンケースで1000m防水を達成
8年ぶりのモデルチェンジによって誕生した新作「エンジニア ハイドロカーボン ディープクエストⅡ」は、ボール ウォッチ固有の数々の技術が採用されている。とりわけ次の3つが注目に値する。
1. モノブロック削り出しによる裏蓋一体型のチタンケース
2014年誕生のファーストモデルを引き継ぎ、良質なチタンの塊から高度な切削技術によってケースバックのない、一体式構造の特殊なモノブロックケースを採用。着け心地と日常使用を考慮して、今回は直径42mm（厚さ15.5mm）へとダウンサイジングされている。
2. 1000m防水を実現する極厚のサファイアガラス
極めて堅牢なチタンケースの上部にセットされるのが、4mmもの厚さを持つサファイアガラスだ。高硬度かつ耐久性に優れるこの風防と特殊ケースを組み合わせることにより、ボール ウォッチ最高値の1000mもの防水スペックを達成している。
3. リューズに一体化させた自動減圧バルブ
本機はあくまでプロフェッショナル向けということで、ヘリオックス（酸素とヘリウムの混合ガス）を使う特殊潜水技術＝飽和潜水に対応。先代ではケース左サイドにセットされていた自動減圧バルブを、リューズにビルトインさせた新テクノロジーが導入されている。
暗闇で幻想的に光る文字盤、針、そして回転ベゼル
ボール ウォッチの個性で、ユーザーから絶賛されている機能のひとつが、マイクロ・ガスライトである。この自発光型ライトシステムを、3本の針やインデックスに計15個装備。蓄光させなくても暗闇で発光し、夜間や深海で確実に時刻を視認できるデザインを構築している。さらに本機は、無骨なサテン仕上げの逆回転防止ベゼルの目盛りにスーパールミノバが充填されており、ダイビング時の経過分も確認しやすい。
そのほか人間工学に基づいた設計により、優れたフィット感を実現している点も見逃せない。ラグを巧みに湾曲させたフォルムは、その理想を適えるディテールのひとつだ。またテーパー形状の3連式ブレスレットは、センターパーツにステンレススチールを使ってチタンとのコンビネーションにすることで、軽量性、堅牢性、耐食性のメリットを獲得しているうえ、比重バランスも秀逸。ともに装着性の向上を狙った仕様といえる。なお剛性の高いバックルには、長さの微調整ができるエクステンション機能を搭載。ウェットスーツの上からでも装着できる。
搭載する自動巻きムーブメントは、スイスCOSC認定クロノメーター仕様で、平均日差－4秒〜＋6秒の高精度を実現。さらに4800A/mの耐磁性、7500Gs（高さ1.5mから自由落下にて木の床に落とした時に受ける衝撃と同等の衝撃）の耐衝撃性も備える。まさにボール ウォッチが理念に掲げる『タフ＆ディペンダブル』を具現化した新ダイバーズウオッチは、ブラックダイアルまたはシルバーダイアルの2色から選択可能だ。
問い合わせ先：ボール ウォッチ・ジャパン TEL.03-3221-7807
https://www.ballwatch.com/global/jp/home.html
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