1983年の登場から、腕時計における既成概念を覆し続ける「G-SHOCK」が、またもや衝撃作を発表した。最新作AWM-500D／AWM-500GDシリーズは、アナログ＆デジタル表示の名作AW-500のデザインを踏襲するフルメタルG-SHOCKである。さらにAW-500-1Eを復刻した樹脂製モデルも11月20日（予定）に同時リリースされる。
アナデジのベーシックモデルもフルメタル化
耐衝撃性の観点からいうと、デジタルウオッチよりも針を用いるアナログウオッチは構造が複雑なためショックに弱い。そのためG-SHOCKのオリジナルモデルはデジタル表示であり、その誕生から遅れること6年後の1989年に、ようやくG-SHOCK初のアナログとデジタルのコンビネーション「AW-500-1E」が登場したのだった。
このアナデジG-SHOCKをベースとし、フルメタル化させたのが新作「AWM-500D／AWM-500GD」となる。ファーストG-SHOCKのスクエアフォルムをフルメタルで再現した「GMW-B5000D-1JF」（2018年発売）の開発時に培われた技術を応用し、メタルケースとベゼルの間にファインレジンを緩衝材としてセットすることで、繊細な針表示でもフルメタル化が可能になった。また、ケースから繋がる無垢バンドの駒に丸みを持たせることで、AW-500固有のしなやかな外観を再現している。
ベゼルの表面はヘアラインやミラーの処理を施すなど、パーツごとに細かく仕上げが使い分けられており、メタル素材が持つ重量感や上質感が生かされている。グレーIP（イオンプレーティング）加工したタイプほかに、よりリッチな雰囲気を醸し出すゴールドIPバージョンも用意されている。
AWM-500D／AWM-500GDともに、世界6局（日本2局、中国、アメリカ、イギリス、ドイツ）の標準電波を受信して時刻表示を自動修正する「マルチバンド6」や、わずかな光を動力源に変換する独自のソーラーシステム「タフソーラー」など、カシオの先進テクノロジーを象徴する実用機能が備えられている。
AWM-500D/AWM-500GD／スペック一覧
●耐衝撃構造（ショックレジスト）
●スクリューバック
●タフソーラー（ソーラー充電システム ）
●マルチバンド6
●針退避機能
●ワールドタイム
●ストップウオッチ
●タイマー
●時刻アラーム5本・時報
●バッテリーインジケーター表示
●パワーセービング機能
●フルオートカレンダー
●12/24時間制表示切替
●操作音ON/OFF切替機能
●ダブルLEDライト（ホワイト色）
●ネオブライト