機械式時計は度々、“小宇宙”と形容されることがある。搭載するムーブメントには、少なくとも100個以上のパーツが使われていることがその理由だ。
しかも超複雑時計となると、宇宙そのものを表現した垂涎モデルが存在する。今回は雲上ブランドより、最高峰の時計師による技巧が光る3本をピックアップ。
天空の動きを再現する星座表をそのまま文字盤に
いくつもの天文表示モデルを製造してきたパテック フィリップが、技術の粋を結集。北半球の星と月の動き、さらに月齢を文字盤上に再現し、スケルトン仕様の長短針は平均太陽時(通常の時刻)による時と分を指し示す。
問い合わせ先: パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL.03-3255-8109 http://www.patek.com/
煌めく星々の動きと音色を奏でるマスターピース
天体表示に加え、ミニッツリピーターとオービタル・フライングトゥールビヨンを一体化させたハイエンドウオッチ。天文学者が星の動きを追うために使う恒星日(1恒星日あたり23時間56分4.1秒)を、トゥールビヨンが反時計回りで再現するメカニズムになっている。北半球の星座が描かれた扇状ディスクをセット。
問い合わせ先:ジャガー・ルクルト TEL.0120-79-1833 https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/
天文時計を得意とする天才時計師の協力を得て完成
アヴェンチュリンダイアルにローズゴールドの太陽と流れ星、サーペンタインの水星、クロロメラナイトの金星、ターコイズの地球、レッドジャスパーの火星、ブルーアゲートの木星、スギライトの土星をセット。これらの動きを再現する、詩的情緒豊かなハイコンプリケーションだ。
問い合わせ先:ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク TEL.0120-10-1906 https://www.vancleefarpels.com/jp/ja/
Text/WATCHNAVI編集部