時刻表示以外に、多くの腕時計には暦を知らせる機能が付いている。シンプルに日付を表示するモデルが一般的だ。
しかし高級時計のなかには曜日や月のほかに、月齢や閏年を極めて正確に表す複雑モデルが存在する。高度な技術あってこその機能といえる、これらを搭載する注目の5本について解説する。
永久カレンダーの実用性を高めた名門の最新作
月の大小や閏年の調整などを自動的に行い、半永久的に手動操作が不要な永久カレンダーモデル。三大複雑機構のひとつに数えられる同機構をIWCは1985年に独自開発し、身近な存在に変えたと言われている。
問い合わせ先:IWCシャフハウゼン TEL.0120-05-1868 https://www.iwc.com/ja/
トレンドの“青金”とクラシカルな意匠が絶妙にマッチ
ミッドナイトブルーとレッドゴールドを調和させた新生ヴィルレのトリプルカレンダーモデル。特許取得のアンダーラグコレクターを搭載し、容易に各カレンダーを調整できる。ムーンフェイズの“表情”やポインターデイト針など、遊び心あるデザインにも注目。最大72時間パワーリザーブの実用性も評価できる。
問い合わせ先:ブランパン ブティック 銀座 TEL.03-6254-7233 https://www.blancpain.com/ja
日常使いに適する永久カレンダーモデル
デイリーユースに適するステンレススチールケースに、永久カレンダー搭載ムーブメントを備えたマスターピースの新提案として2016年に初出。このニューカラーとして、都会的な深みのあるブルーのダイアルが追加ラインナップされた。巧みに配置されたカウンターやサンバースト装飾など、こだわりの文字盤が美しさ引き立てている。
問い合わせ先:ショパール ジャパン プレス TEL.03-5524-8922 https://www.chopard.jp/
エレガントなブルーに各種の暦表示や美しい装飾を備える
シックなブルーや緻密な手彫りギヨシェ(グレンドルジュ模様)、1823年製のクォーターリピーター懐中時計「No.3833」に由来する意匠など、伝統的なスタイルを堅持するコンプリートカレンダーモデル。コート・ド・ジュネーブ装飾を施した、極薄の自動巻きムーブメントを搭載する。
問い合わせ先:ブレゲ ブティック銀座 TEL.03-6254-7211 https://www.breguet.com/jp
老舗が手掛けた“ラグスポ”の傑作に永久カレンダーを搭載
ブルーダイアル×18Kピンクゴールドケースモデルにブレスレット仕様が加わり、稀代のラグジュアリースポーツウオッチが一層エレガントな佇まいに。2100年まで修正不要な永久カレンダー機構を、わずか8.1mm厚のスリムなケースに収めた。
問い合わせ先:ヴァシュロン・コンスタンタン TEL.0120-63-1755 https://www.vacheron-constantin.com/jp/
Text/WATCHNAVI編集部