日本では、腕時計のケースの素材はステンレススチールが“主役”といえるが、以前に比べてゴールドも市民権を得た印象である。その理由のひとつとして、文字盤やストラップとの組み合わせがよく考えられたものへと発展したことが挙げられる。そこで本記事では、2020年に発売開始されたゴールドケースのニューモデル5本に焦点を当てる。
18Kイエローゴールドケースとグリーンカラーダイアルの巧みなコントラスト
時計の名門、ミネルバが1940年代から50年代に手掛けた製品に由来する、ドットインデックスやドーム型風防などの意匠を現代に再現。直径40mm（厚さ11mm）の18Kイエローゴールドケース、ブリティッシュレーシンググリーンのラッカー塗装文字盤、さらにグリーンのアリゲーターストラップによる組み合わせが、突出した美しさを創造した。自動巻き。5気圧防水。
問い合わせ先：モンブラン コンタクトセンター TEL.0120-39-4810
https://www.montblanc.com/ja-jp
ブレゲの永久定番に落ち着きのあるブルーとホワイトゴールドケースがマッチ
ブレゲ初期の懐中時計スースクリプションに着想を得た名作「トラディション」に、シックなトーンのブルーを使ったバリエーションが加えられた。時分針はブレゲらしいギヨシェ装飾の文字盤に、秒はレトログラードで表し、地板とブリッジにはサンドブラスト加工を施して、唯一無二のデザインを生み出した。18Kホワイトゴールドケースに自社製の自動巻きムーブメント、キャリバー505 SR1を搭載。直径40mm。3気圧防水。ブレゲ ブティック限定モデル。
問い合わせ先：ブレゲ ブティック銀座 TEL.03-6254-7211
https://www.breguet.com/jp
パートナーと共用できるニュアンスのあるフルピンクデザイン
洒落者ラポ・エルカンが率いるガレージ・イタリアとのコラボレーションによって創出された、衝撃的な世界限定200本のビッグ・バン。ケースはアルミニウムにアルマイト加工とサテン仕上げを施し、上品で美しいピンクに仕上げられている。搭載するマニュファクチュールムーブメント、キャリバーHUB1280 ウニコは、コラムホイール式フライバックやパワーリザーブ72時間といったハイスペック仕様。直径42mm。10気圧防水。
問い合わせ先：LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ TEL.03-5635-7055
https://www.hublot.com/ja/
四半世紀ぶりに誕生したコレクションに“青金”のトレンドカラーが加入
2019年に発表された最新シリーズに、2020年は3針とクロノグラフを合わせて10モデルが加わった。いずれも色鮮やかなサンバースト仕上げのスモークラッカーダイアルがセットされており、ニュアンスある美しい表情に注目が集まっている。直径41mmの18Kピンクゴールドケースに、パワーリザーブ70時間の自社製自動巻きムーブメント、キャリバー4302を備える。3気圧防水。
問い合わせ先：オーデマ ピゲ ジャパン TEL.03-6830-0000
https://www.audemarspiguet.com/ja/
架け橋を模した縦長モデルがアニバーサリー！ 1時位置に遊び心をあしらう!!
1920年代、富裕層が週末を過ごしたロングアイランド島への架け橋をイメージした、縦45×横32.5mmのレクタンギュラーフォルムの名コレクション。このフランク ミュラーを代表作の誕生20周年を記念して製作された限定30ピースの本機は、1時位置のハートマーク内にダイヤモンドを散りばめた。18Kピンクゴールドケースとホワイトのクロコダイルストラップが好相性。自動巻き。
問い合わせ先：フランク ミュラー ウォッチランド東京 TEL.03-3549-1949
https://franckmuller-japan.com