1955年、ラ・ショー・ド・フォンに創業した「コルム(CORUM)」は半世紀以上にわたって数々の“世界初”を含む、独創的かつ革新的な腕時計を輩出してきた。同社の2大コレクションである「ゴールデンブリッジ」と「アドミラル」は、ともにクリエーションの幅を実感できる意欲作となっている。
天才時計師との合作によって創出されたユニークピース
1980年、独立時計師ヴィンセント・カラブレーゼとともに開発したのが、革新的な直線型キャリバーを搭載する「ゴールデンブリッジ」のオリジナルである。2005年にブランド創業50周年を記念して、同氏と再コラボレーションを実現させてアップデート。ケース4面をシースルー化し、一直線の18K地板に花とシダ植物がモチーフのハンドエングレーブをあしらうなど、究極のこだわりを施している。
カーボン×ゴールドが強烈なインパクトの複雑系アドミラル
この4月にオンライン上で開催された時計の祭典「ウォッチズ&ワンダーズ」に初参加したコルムは、ゴールドが撒かれたような斬新なカーボンケースにトゥールビヨンを搭載した「アドミラル 45 トゥールビヨン オープンワーク カーボン&ゴールド」で話題をさらった。カーボンに18Kローズゴールドパウダーを混入して成形した新素材の斬新なケースを採用。ゴールドのランダムなパターンは、ひとつとして同じものはない。3時位置に72時間のパワーリザーブ表示、6時位置にフライングトゥールビヨンなど、多彩な表示を巧みにレイアウトしている。
普段使いに適したサイズや深いブルーもそそるスポーツウオッチ
1960年にスクエア防水ウォッチとして誕生した「アドミラルズカップ」は、1983年に大胆な変貌を遂げる。ヨット用のナットの形状を着想源とする12角形ベゼル、またインデックスにカラフルな海洋信号旗をフィーチャーするなど、マリンスポーツの世界観が溢れるデザインに。ガンブルーケース&ブレスレットも先進的だった。これが爆発的なヒットとなり、以降バリエーションを広げつつ、進化中である。
最新の日本限定バージョンは、直径38mmの控えめサイズを採用。マリンイメージのブルーPVD加工を施したケース&ブレスレットに、18Kローズゴールドベゼルとローズゴールドカラーのリンクを組み合わせ、スポーティ&エレガントな一本としてまとめられている。
【コルムの歴史をダイジェストで振り返る】
■ 1957年
筒状のケースにムーブメントをおさめ、ベルトが時計内部を貫いた「ゴールデンチューブ」を発表
■ 1958年
婦人用モデルの「チャイニーズ・ハット」を発表
■ 1960年
防水機能を持つスクエア型ケースの初代「アドミラルズカップ」を発表
■ 1964年
[世界初]本物の20ドル金貨に超薄型ムーブメントをおさめた「コインウォッチ」を発表
■ 1966年
[世界初]ベゼルにインデックスを刻んだ「ロムルス」発表
■ 1970年
[世界初]孔雀の羽を文字盤に用いた「フェザーウォッチ」を発表
■ 1976年
[世界初]高級自動車メーカーとのパートナーシップを発表し、「ロールス・ロイス」を製作
■ 1980年
バゲット型ムーブメントを露わにした「ゴールデンブリッジ」を発表
■ 1986年
[世界初]本物の隕石を切り取って文字盤にした「メテオライト」を発表
■ 1993年
ジュネーブの天文台とフランス海軍の海洋研究所とともに3年かけて開発したCO277キャリバー搭載の「アドミラルズカップ タイド」を発表
■ 1997年
置き時計に早変わりする腕時計「タボガン」を発表
■ 2000年
拡大鏡にもなるほど厚いサファイアクリスタル風防を採用した「バブル」を発表
■ 2005年
[世界初]象嵌装飾を施した「クラシック バニタス」を発表
■ 2009年
インハウスムーブメントの第2弾CO007を初めてチタン製ケースにおさめた「Tiブリッジ」を発表
■ 2015年
ブランド創立60周年を記念し「アドミラルズカップ レジェンド 42 フライングトゥールビヨン」を発表
■ 2018年
新コレクション「ラボ」を発表 |
問い合わせ先:GMインターナショナル TEL.03-5828-9080 https://corumwatch.jp/
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