傑作ムーブメント「エル・プリメロ」を搭載する【ゼニス】の最新クロノグラフ —— クロノマスター編

2021/10/29 21:15

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1865年、スイスのル・ロックルで創業したスイスの高級時計ブランド【ゼニス（ZENITH）】。世界中のウオッチコレクターを長年惹きつけているが、その理由のひとつが1969年に発表された世界初の自動巻きクロノグラフ専用ムーブメント「エル・プリメロ」の存在である。

この歴史的キャリバーの基本構造を受け継ぎ、アップデートしたエル・プリメロを搭載する人気コレクション「クロノマスター」の2021年発表モデルについて解説する。

“スポーティ”でクロノマスターの新たな魅力を提案

「クロノマスタースポーツ」Ref.03.3100.3600/21.M3100　116万6000円

2021年初頭に発表されるや否や大反響を呼んだ、ブラックセラミックベゼル装備のクロノマスターのスポーツバージョン。印象的な3色から構成されたインダイアルやクラシックデザインのポンプ型プッシュボタンといったエル・プリメロ伝統の意匠に、実用的で耐久性に優れるモダンなステンレススチール製ケースとブレスレットを融合した。高振動ながら長時間駆動を誇り、ハック機能も付いた進化型エル・プリメロキャリバーを搭載する。

スペック：自動巻き（自社製Cal.エル・プリメロ3600）、毎時3万6000振動、60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース（シースルーバック）＆ブレスレット。直径41mm。10気圧防水。

（レギュラーモデル）「クロノマスタースポーツ」Ref.03.3100.3600/69.M3100　116万6000円

（レギュラーモデル）「クロノマスタースポーツ」Ref.03.3100.3600/69.C823　110万円

（レギュラーモデル）「クロノマスタースポーツ」Ref.03.3100.3600/21.C822　110万円

エル・プリメロ3600は、エル・プリメロ400から進化した新型は、60時間パワーリザーブを確保。コラムホイールが大型になるなど設計が見直され、操作性が向上している

エル・プリメロ3600のリセットシーン／1/10秒計測の要となるコラムホイールが大きくなり、かっちりした押し心地の水平クラッチのスタートに対し、ストップ、リセットの操作は軽く迅速に反応する

レトロスタイルの控えめさと装着性の高さも魅力

「クロノマスターリバイバル A385」Ref.03.A384.400/385.M385　96万8000円

1969年に時計業界で初めて製造されたグラデーションカラーのダイアルの伝説的なRef.A384が、キャリバーエル・プリメロ400搭載のレギュラーモデルとして現代アレンジで復活。ウォームトーンの個性的なダイアルはもちろん、トノーフォルムの小振りなケースやゲイフレアー社製のラダーブレスレットの意匠も受け継いでいる。

スペック：自動巻き（自社製Cal.エル・プリメロ400）、毎時3万6000振動、50時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース（シースルーバック）＆ブレスレット。直径37mm。5気圧防水。