ドイツ時計【ジン】が正統派のコックピットリストウオッチ&マザーオブパールダイアルの屈強ダイバーズをリリース開始

ドイツメーカーと聞くと、質実剛健さやクオリティ、安心感といった良いイメージを持つ人は多い。その代表格がメルセデス・ベンツやBMWといった自動車メーカーだが、時計分野にも優れたブランドが揃っている。今年創業60周年を迎えた「ジン(SINN)」もそのひとつ。ほぼ同時にリリースが始まったニューモデルは、いずれもブラックを基調とするコックピットリストウオッチと気品あるダイバーズである。

 

伝説的なコックピットクロックにインスピレーションを得たデザイン

ひとつ目の新作「モデル717」は、1970年代後半にドイツ空軍のトルネード計画のためにジンが設計したコックピットクロック、「Nabo 17 ZM」をモチーフとするパイロットクロノグラフである。現在も複数国の空軍で多機能戦闘機として運用されている「トルネード」の操縦席のパネルに組み込まれている「Nabo 17 ZM」。その特徴は、クロノグラフのストップウオッチ表示がセンターに配置されており、秒と分を示すオレンジ針が読み取りやすいことである。

本機はその個性を踏襲するべく、クロノグラフムーブメント「キャリバーSZ01」を搭載。センターから伸びるオレンジのクロノグラフ針は、太い方が60分間の積算時間を、細い方が60秒を指し示す。このジン専用ムーブメントを保護するケースは、ステンレススチールの最高峰とされる904Lスチールに、テギメント加工をベースにしたブラック・ハード・コーティングが施されており、耐傷性が高められている。

その他にも、スリップ止めの刻みが入ったベゼルの回転によってダイアルの外周リングを操作するインナー・パイロットベゼル、両面無反射コーティングを施したサファイアクリスタル風防、ケースと同じ艶消しのブラックダイアルを備え、太陽光が強い高高度の上空でも優れた視認性と操作性が発揮されるように工夫されている。これは、暗闇や悪条件下でも読み取りやすさをキープする「Nabo 17 ZM」と同様の機能を示している。また、独自のArドライテクノロジーによってガラスの曇りを防ぐ機能も有する。

ジン「モデル717」88万円/自動巻き(Cal.Sinn SZ01)、毎時2万8800振動、約46時間パワーリザーブ。904Lステンレススチールケース(ブラックPVD+テギメント加工)、両面無反射サファイアクリスタル風防、カウレザーストラップ。直径45mm(厚さ15.3mm)。20気圧防水

 

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