手の出しやすい価格帯ながら、品質の高い機械式時計で評価されている【ルイ・エラール(LOUIS ERARD)】が、スペシャルピースとして「ラベルノワール(Label Noir)」とのコラボレーションモデルを発表した。新作「エクセレンス レギュレーター リミテッド エディション ルイ・エラール×ラベルノワール」の価格は63万8000円(税込)で、178本だけ製造される希少な数量限定仕様。
ユニークなカスタマイズで評価を受ける注目のラベルノワールと初コラボ
ルイ・エラールは近年、著名な時計デザイナーのアラン・シルベスタインや独立時計師のヴィアネイ・ハルターと協力し、特別なコラボレーションウオッチを製作してきた。これらに続くのが今回のラベルノワールとの取り組み。同企業は2011年にエマニュエル・クルティによってスイスで創設されたカスタムウオッチメーカーで、過去にロレックス、オーデマ ピゲ、アーミン・シュトローム、モーリス・ラクロアといったブランドのカスタマイズを手掛けている。
両社のタッグによって実現した「エクセレンス レギュレーター リミテッド エディション ルイ・エラール×ラベルノワール」は、ルイ・エラールを代表するクラシックスタイルのレギュレーターモデルをベースに、ラベルノワールの特徴であるマットな質感のブラックとアシッドカラーでカスタマイズ。漆黒の中で時刻表示とライトグリーンのディテールが際立つ、独創的なデザインの一本となっている。
ルイ・エラールのディレクター兼アートディレクターであるマニュエル・エムシュ氏はこのコラボレーションウオッチについて、「彼ら(ラベルノワール)のモットーである“共に強くなる”をより一層具現化するモデル」と語っており、自社のラインナップにはない魅力を引き出せたことを率直に喜んでいる。
ケースはブラックPVD加工され、マットブラックに仕上げられている。これに倣い、レギュレーターのメインダイアルも同様の仕上げを実施。縦方向の線が入った反射のないモダンな雰囲気を持ちつつ、肝心の時刻表示はレトロなレギュレーターというギャップが実にクリエイティブ。時・分・秒の各針は、ルイ・エラールの故郷であり、古くからスイス時計産業の中心地であったジュウ渓谷に自生するモミの木にヒントを得た個性的なフォルムだ。ダイアル上で唯一のポリッシュ部分というのが、12時位置に配されたアワーダイアル。シルバーのフランジもポリッシュ加工されており、ブラック・オン・ブラックに立体感をもたらしている。
搭載ムーブメントは、セリタ社製のレギュレーター式自動巻きムーブメント「キャリバーSW266-1」。このメカを視覚的に楽しむためにシースルーバックが採用されているが、このサファイアバックガラスをグリーンにしようと提案したのはルイ・エラール側だったという。裏からでもラベルノワールとの絆をアピールする本機。さらに数量限定であることを示すシリアルナンバーが刻印されるなど、スペシャルピースに相応しい出来ばえとなっている。
ブラックのストラップは、十分な引張強度を持つコーデュラナイロン製。秒針やLabel Noirロゴと同じ、ビビッドなグリーンのステッチがあしらわれている。その裏側はカーフでライニングされており、肌へのあたりが優しく、装着感も良好。また、別のストラップとの交換が容易になるクイックチェンジ機構が搭載されている。
ルイ・エラール「エクセレンス レギュレーター リミテッド エディション ルイ・エラール×ラベルノワール」 Ref.LE85237NN57BAT02 63万8000円/自動巻き(Cal.SW266-1)、毎時2万8800振動、約38時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(ブラックPVD加工、シースルーバック)、両面無反射コーティングサファイアガラス風防、コーデュラナイロンファブリックストラップ。直径42mm。5気圧防水。世界限定178本。
問い合わせ先:大沢商会 時計部 TEL.03-3527-2682 https://www.josawa-watch.com/louis_erard.html
Text/WATCHNAVI編集部
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