毎年、時計専門誌・ウオッチナビでは読者、国内有力正規店のスタッフ、時計ジャーナリストに対して「欲しい時計」のアンケート(対象は新作から定番まで、日本で新品を購入できる全機種)を行っている。その集計結果をもとに各種のランキングを作成し、発表しているのだ。前回記事では2019年の総合順位10位→6位まで公開をしたが、今回は5位→2位までを発表する。
<総合5位>オメガ「スピードマスター プロフェッショナル」
定番の安定感で5位にランクインしたムーンウオッチ
1957年の誕生以来、タキメーターベゼルや横3つ目配列など基本デザインを継承する手巻きクロノグラフの大定番。1969年に人類初の月面着陸に携行されるなど、数々の伝説を残す。現行は専用ボックスが付属する。
プロの声
「月面着陸50周年の今年、例年以上に脚光を浴びた。時計好きなら所有すべきクロノグラフです」(エルサカエ金澤本店/諸田英紀さん)
読者の声
「時計に詳しくない人でも知っている。自慢できる」(滋賀・E.Oさん)
「幼少期からの憧れでした。就職の記念に購入!」(兵庫・I.Sさん)
<総合4位>ベル&ロス「BR05 ブラック スティール」
9月発売で早くも4位! ビス留め幅広ベゼルが鮮烈
“四角の中に丸”というベル&ロスのアイコニックな意匠に、専用ブレスレットを統合することで、より都会的に昇華させた話題の新コレクション。自社でモディファイしたBR-Cal.321ムーブメントを、シースルーバックから眺めることができる。
プロの声
「ベル&ロス ジャパンが発足。このモデルによって多くの方に同社製品が選ばれるきっかけになるはず」(A.M.I名古屋パルコ店/新實和生さん)
読者の声
「今年の隠し玉。噂は聞いてたけど、写真を見てビビッときた」(神奈川・K.Eさん)
「スケルトンダイアル仕様が欲しい」(愛媛・U.Wさん)
<総合3位>IWC「ポルトギーゼ・クロノグラフ」
クロノグラフなのにエレガントな気品漂うシンプル顔
懐中時計用の大型ムーブメントを搭載した、1930年代製の高精度腕時計がデザインルーツ。1998年以来、20年以上もヒットを続ける定番ロングセラーだ。縦2つ目配列のシンプル顔にゴールド色を品良く取り入れた。
プロの声
「シンプル系クロノグラフの傑作。モダンで使いやすい適度なサイズ感と、美しく均整のとれたダイアルは見事」(時計の大橋・川内義晃さん)
読者の声
「一生使っても飽きそうにないシンプルなデザインが最高」(東京・O.Eさん)
「ビジネススーツの袖口に気品が加わる」(山口・E.Iさん)
<総合2位>ロレックス「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」
読者票だけなら断トツ1位! の超プレミアムモデル
世界で最も知名度が高い機械式クロノグラフ。1965年に誕生したプラスチックベゼル仕様の手巻きデイトナにオマージュを捧げる、ブラックのセラミックベゼルを搭載する。読者票なら断トツの1位に立つほど市場で高い人気を誇り、発売以来、正規店では売り切れの状態が続いている。
読者の声
「並行店のプレミアム価格は300万近く、凄いことになっている。正規店で買いたいけど不可能に近い?」(兵庫・R.Iさん)
「とにかくカッコいい! ステイタスも抜群! 永遠の憧れです」(神奈川・S.Tさん)
現行&新作の総合ランキング王者は果たしてどんなモデルか!? 次回、記事に注目!!