クロノグラフの名門ブランド「ブライトリング(BREITLING)」の純然たるフラッグシップで、日本市場でも同社きってのシェアを誇る「クロノマット」がリニューアルを果たした。この人気シリーズの新型について、CEOのジョージ・カーン氏にビデオ会議取材を行う機会を得たため、その様子をまとめる。
GEORGES KERN(ジョージ・カーン)氏
「無人島に持っていきたい万能ウオッチができました」
「このたびの新型コロナウイルスの影響により、世界が危機的状況を迎えました。こうした経験を踏まえ、今後は消費者の行動も変わると考えています。つまり、手にした商品が環境や健康に与える影響をより深く考察し、買うか買わないかを決める人々が増えるということ。そうした点でオーシャン・コンサーバンシーの活動のサポートやリサイクル素材のエコニール製NATOストラップなどを続けているブライトリングの取り組みは、正しかったと振り返ることができます」
「さて、本題のクロノマットですが、これはウェブキャストで発表してから、私のキャリアで最も大きな反響を得た新作となりました。ライダータブやタキメーターといったアイコンに加え、ルーローブレスレットを復活させました。これにより、他者との違いを明確にできたと思います」
ブライトリングのセグメントには、「シー」「ランド」「エアー」「プロフェッショナル」の4つあるが、新たなクロノマットはどこに分類されるのか。
「この時計は、その歴史のなかでパイロットもレーサーもセーラーにも愛用されてきました。私は今回のクロノマットを、すべての領域をカバーするマルチパーパスウオッチだと考えています。ジーンズにもスーツにも、タキシードにも合う万能性を持った時計。もし無人島に一本だけ時計を持っていくとしたら、間違いなくこのクロノマットを選びますね」
カーン氏にこのような情勢でも製造ラインは大丈夫なのかを尋ねたら、無言でサムズアップのジェスチャーが。すでに日本でも入荷しているとのことなので、手にとる日を楽しみにしたい。
問:ブライトリング・ジャパン TEL.03-3436-0011
https://www.breitling.co.jp/
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