およそ190年の歴史を持つ、スイスの老舗時計ブランド「ロンジン(LONGINES)」が、日本国内最高峰のリゾートとパートナーシップを締結したことを発表した。これまでに夏季・冬季の両オリンピックやF1でもオフィシャルタイムキーパーを担当するなど、ロンジンは先進的な技術でスポーツの世界を支えてきた。今回のパートナーシップも、その一環の活動といえる。
ゲレンデのシンボルとして建てられたロンジンのオリジナルクロック
ロンジンは、ウィンタースポーツとも深い関係を築いてきたブランドといえる。1832年のアルペンスキー世界選手権大会をはじめ、冬季オリンピックでは1952年にオスロ(ノルウェー)で開催された第6回大会や1960年にスコーバレー(アメリカ)で開かれた第8回大会など、公式計時を担った経験がある。また、現在は国際スキー連盟(FIS)のオフィシャルパートナーを務めている。そんなロンジンがパートナーシップの開始を発表したのが、北海道にあるキロロリゾートである。
有名国産ウイスキーの蒸溜所があることで知られている北海道余市郡に位置するキロロリゾートは、スキー場はじめ、自然を生かしたアクティビティが整えられた通年型のリゾート施設。今冬よりロンジンとパートナーシップを結んだことで、このゲレンデにロンジンの屋外柱時計が据えられることとなった。
ロンジンのスポーツ計時の歴史をさかのぼると、1878年の懐中時計型クロノグラフの開発成功を機に、その正確性が評価されてアテネで開かれた近代オリンピック第1回大会(1896年開催)では公式計時を担当。その後も数々の国際的チャンピオンシップのタイムキーパーや、国際スポーツ連盟のパートナーとして活躍してきた。
今回、国内でも屈指の雪質や施設を誇り、何よりも美しい大自然を堪能できるキロロリゾートとのパートナーシップ締結は、ロンジンの新たな側面を見せる活動ともいえる。これも、スポーツ計時の分野で長く信頼されている証なのである。
〈ロンジン公式HP〉https://www.longines.jp/
〈キロロリゾート公式HP〉https://www.kiroro.co.jp/ja/
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