腕時計の定番、ダイバーズウオッチ。実用時計の最たるジャンルであり、メジャーブランドとなると毎年のように新作をリリースしている。機能もデザインも多彩なダイバーズについて、国内最大規模で機械式時計を取り扱っている正規販売店【oomiya】に取材した。
第5回目となる本記事は、oomiya 鹿児島店の浅山さんに話しをうかがった内容をお届けする。
<oomiya 鹿児島店> 浅山 店長
ストラップや回転ベゼルでもオリジナリティを演出
(浅山さん)「昨今、スポーティかつラグジュアリーな時計が人気である背景もあり、デザイン性の高いダイバーズも注目されています。スマートなダイバーズであればスーツにも合わせやすいです。現在では、購入時に付いているストラップとは異なる種類のストラップを買い足され、ご自身で交換して楽しむお客様が増えています」
―― ストラップ交換の仕組みが研究され、あらゆるブランドから付け替えのシステムが生まれています。その点で、浅山さんがとくに優れていると感じたダイバーズを挙げるとしたら?
「IWCのアクアタイマーに搭載されている“クイック交換システム”は非常に便利です。ストラップの裏側にあるレバーを押すことで、ケースに接続しているラバーストラップまたはブレスレットを簡単に外すことができます。交換用ストラップは別売りですが、現行アクアタイマーの多くのユーザー様が追加でご購入されています」
「アクアタイマーは特殊なインナーベゼル(セーフダイブ・システム付き機械式回転式アウター/インナーベゼル)も搭載しており、ベゼルの表示板に傷がつかないのが特徴です。回転もスムーズで、お客様からも高く評価されています」
―― ダイバーズといえば、ベゼルデザインが個性を主張するポイント。雰囲気の決め手になりますね。
「ダイバーズらしいオーソドックスなベゼルタイプでいえば、タグ・ホイヤーの新しいアクアレーサーも秀逸です。こちらは表示板がセラミック素材のため、傷がつく心配がほとんどありません。丁寧に12面カットされていて美しく輝き、時計の存在感を高める役割りも果たしています」
―― 従来のアクアレーサーから変わっていないようにも見えます。しかしディテールがアップグレードされ、ワンランク上の質感を手に入れたわけですね。
「私が驚いたのがケースバックの構造です。これまではねじ込み式でしたが、このアクアレーサーはベゼル下から貫通させたビス留め式になっています。これによって裏蓋に窪んだ部分がなくなってフラットになり、中央の潜水ヘルメットのレリーフが個体差なく直立するように固定されるようになりました。もちろん従来と同じ300m防水を確保しており、本格的なダイビングにも適応します」
元祖・軍用ダイバーズのパネライは進化を止めず
―― アクアタイマーもアクアレーサーも、どちらかといえばスタンダードな部類のダイバーズといえそうです。
「鹿児島店ではもっとユニークで、趣味性の高いダイバーズもご用意しております。店舗公式のインスタグラムやブログでは、度々そうした斬新なダイバーズも紹介しています」
―― SNSで興味を引くダイバーズといえば、どんな時計をイメージしますか?
「迫力という点でパネライに勝るものは少ないと思います。見た目のインパクト、唯一無二のクッションフォルム、そしてイタリアやエジプトの海軍に制式採用されていた逸話が、男性女性問わず人気の理由となっています」
―― 鹿児島店のこのインスタグラム投稿を見ると、パネライをセレクトする際のワクワク感が伝わってきます。
「実際にパネライをお買い上げいただいたお客様には、当店のSNSがきっかけでという方もいらっしゃいます。こちらの投稿は定番のルミノールを紹介しましたが、特徴の異なるサブマーシブルも人気が上昇中です。ベゼルに使われているカーボテック™は硬質なうえ、セラミックとは異なるスポーティな趣です。このカーボン層が見る人の印象に強く残ることでしょう。夜光部をブルーに仕上げているのも実にスタイリッシュです」
「ちなみにIWCとパネライは、当店が鹿児島県内唯一の正規取り扱いとなっています。SNSではこれらのブランドや、ニューモデル、人気時計の入荷情報も投稿していますので、ご興味のある方はチェックしてみてください」
<取材協力>
oomiya 鹿児島店
TEL:099-219-9255
住所:鹿児島県鹿児島市金生町2-11
営業:11:00~19:30
定休日:水曜
取り扱いブランドは、オフィシャルサイト(https://www.jw-oomiya.co.jp/)に掲載。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、休業日や営業時間の変更、一時休業などを行っている可能性があります。
※スタッフは接客時、感染症予防のためマスクを着用しています。
Text/WATCHNAVI編集部
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