マッシブな外観と機能から、多くの男性を惹きつけるダイバーズウオッチ。近年ではシーズンを問わず売れ筋のカテゴリーとなっている。岡山を拠点に西日本に展開する時計正規販売店、トミヤのメカミュージアム店で販売を担当している木村さんもダイバーズを好む一人。そんな彼に人気モデルの共通点について尋ねた。
存在感が抜群!! 由緒があってセンスも良いダイバーズのシンボル
(木村さん)「ダイバーズウオッチの王道と言えるブランドに、パネライがあります。イタリア海軍からのオーダーによって1930年代に開発された歴史の深いミリタリーダイバーズを製作しており、その代表的なコレクションにルミノール マリーナがあります」
ディスプレイから取り出してくれたパネライのアイコニックピースは、迫力のサイズで個性を主張する。
「時計専門誌はもちろん、ファッション誌やネットメディアでも数多く紹介されており、俳優やセレブたちにも愛用者がいるシリーズです。クッション型のユニークなケースのため、見た人に鮮明な印象を残します。防水性能や時刻の読み取りやすさという実用性に加えて、レトロなデザインからも分かる開発された経緯など、語りどころが多いのも魅力です。こうしたエピソードを持つ時計には、多くの方が魅力を感じるのではないでしょうか」
ルミノール マリーナの魅力について、木村さんは次のように続ける。
「ルミノール マリーナならば“ストラップで遊ぶ”ことをご提案ができます。実はパネライをお買い上げいただいた多くのお客様が、付け替え用のストラップを同時に購入されています。シンプルなブラック文字盤ですので、標準でセットされているレザーストラップならスーツに合わせてのご使用を提案でき、カラーストラップ(別売り)と組み合わせることで全く異なる雰囲気に変わるため、カジュアルな服装のアクセントにも最適です。純正ストラップだけでも合計600本以上がラインナップされていますので、きっと好みのデザインが見つかるはずです」
スマートさを求めるならばリューズガードレスモデルを提案
「パネライのようなクラシックデザインのビッグサイズダイバーズが好調な一方で、モダンでスタイリッシュなモデルも好評です。そのひとつがIWCのアクアタイマー・オートマティック “エクスペディション・ジャック=イヴ・クストー”と言えるでしょう」
現行アクアタイマーには、現代的かつエレガントな雰囲気が漂う。その理由は多岐にわたり、ストラップ接続部が特殊構造であることやリューズガードがないこと、そして実用的で無駄のない回転ベゼルにポイントがあるという。
「この時計には、ケースからそのまま伸びているかのように見える一体型設計のラバーストラップが標準で搭載されています。ブレスレットクイック交換システム(IWC特許)が備えつけられており、別売りのブレスレットへの換装が容易です。また、リューズガードが設置されていないことでスッキリとした印象ですし、潜水時間を計るスケールが回転ベゼル上にないのも特徴です」
通常、ミニッツスケールはベゼルのトップリングに備えられているが、現行アクアタイマーはスケールを文字盤外周にレイアウトし、その操作はベゼルを回して行う独自のシステムを採用している。
「セーフダイブ・システム付き機械式回転式アウター/インナーベゼル(IWC特許)と呼ばれる、オリジナル機能を搭載しています。トップリング部がステンレススチール製でソリッドなイメージですし、スケールはガラス風防内なので傷がつく心配がありません。しかも回転がスムーズなベゼルは、一方向に回した場合のみスケールが可動する仕組みになっていて安全です。見た目はシンプルですが、IWCらしいプロ仕様の機能を備えるモデルと言えますね」
「パネライのルミノール マリーナやIWCのアクアタイマーのように、近年はユーザーご自身でストラップ交換をしていただけるダイバーズが増えています。これによってバリエーションが拡大していますし、着用するシチュエーションやその日のファッションに合わせてストラップを変えて、時計の印象に変化をつける楽しみ方もご提案しています。トミヤ メカミュージアムでは時計本体はもちろん、ストラップもラインナップを充実させておりますので、どうぞお気軽にご相談ください」
<取材・撮影協力>
トミヤ メカミュージアム
取り扱いブランド:パネライ、IWC、ゼニス、ブライトリング、クストス、モンブラン、ロジェ・デュブイなど
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Text/WATCHNAVI編集部 Photo/臼杵和弘(Wind Labo.)
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