ケースやダイアルのデザイン・素材など、時計の魅力を決定する要素は数多く存在するが、時計ファンならその心臓部であるムーブメントに注目したいもの。そこで、本特集では人気ブランドについて、[ムーブメント概要=全体像][基幹=主力ムーブメント][最新&注目のムーブメント]について詳細を解説。時計内部の知識が深まれば時計の真価もさらに理解できるはず。今回はボール ウォッチをピックアップ!
ボール ウォッチ(BALL)
プロが愛用する屈強ウオッチの代名詞
ETAなどの汎用ムーブメントに、スプリングロックやスプリングシールなど独自の耐震装置などを加えた屈強ムーブメントを製造。2018年にはCOSC認定の自社製Cal.RRM7309-C、2021年にはシリコン製ひげゼンマイなどの採用で耐磁性や耐久性を向上させた自社製の第2弾Cal. RRM7309-CSなどを発表している。
基幹ムーブメント
主な派生ムーブメント
Cal.RR1102-CSLなど
主な派生ムーブメント
Cal.RR1403、Cal.RR1404Cなど
Cal.1102はETA2836をベースにしたデイ・デイト付き自動巻きムーブメント。発展系には、スプリングシール機能などを追加したRR1102-CSLなどを展開。Cal.RR1402は汎用ムーブベースの自動巻きクロノグラフの主力機種で、ワンプッシュ式クロノのCal.RR1403、GMT機能を追加したCal.RR1404などがある。
注目の最新ムーブメント
ひげゼンマイにシリコン素材、UV-LIGA(紫外線を利用した精密電鋳技術)で成形された脱進機構の採用などにより、2500ガウス(約20万A /m)もの耐磁スペックを実現。COSC認定クロノメーター。パワーリザーブは80時間を誇る。
搭載モデル「エンジニア M パイオニア」
問い合わせ先:ボール ウォッチ・ジャパン TEL.03-3221-7807
https://www.ballwatch.com/
◎本記事は『ウオッチナビ 2022 Summer Vol.86』より抜粋・編集しています。
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