【ボール ウォッチ】が1920年代の鉄道員向け懐中時計をモチーフとする限定モデルを公式オンライン ブティックでリリース

アメリカの鉄道黎明期、安全な運行を促す高精度な鉄道時計の検査システムを構築したウェブスター・クレイ・ボール。彼の技術や哲学、そして情熱を受け継ぐ時計ブランド【ボール ウォッチ(BALL WATCH)】が、日本公式オンライン ブティックのみで取り扱われる初の限定コレクション「トレインマスター セコメーター」を発表した。現在ではめずらしくなったポケットウオッチ(懐中時計)で、価格は9万9000円(税込み)。

ボール ウォッチ「トレインマスター セコメーター」

鉄道時計としてのルーツを想起させる小振りなポケットウオッチ

 

ボール ウォッチの現行コレクションに共通しているのが、ほとんどすべてに鉄道由来の名が付いていること。アメリカの鉄道の正確性や安全性に貢献したボール ウォッチの時計は、高精度で読み取りやすいとして鉄道員の必需品となっていった。そして“狂騒の1920年代”においては、ビジネスマンや都会人、自由を追求する探検家らの必須アイテムにも選ばれた。時代のニーズに合わせて新しいデザインやスペックを追求し、進化してきたのである。その後、拠点をスイスへと移し、さらに精度が高くで実用的に優れるモデルを輩出している。

スモールセコンドはディスクで表示する

 

そんなボール ウォッチが辿ってきた歴史に捧げるモデルとして開発されたのが、ポケットウオッチの新作「トレインマスター セコメーター」だ。角張った幾何学的デザイン、精密さ、大胆さ、そして退廃的な雰囲気を漂わせるディテールワークが特徴。三角形のインデックス(スーパールミノバ夜光を塗布)、ベゼルにシャープに刻まれたアラビア数字、クラシカルなひし型の時・分針などは、アールデコ時代に存在した時計の雰囲気を漂わせる。なお、もっとも鉄道時計のムードが感じられるのが、分針がちょうど届く位置に配されたレイルウェイパターンの目盛りだろう。6時位置には秒をディスク式に表示するユニークな機構も備える。

1920年代にボール ウォッチが製造したポケットウォッチ

 

ステンレススチール製のケースバックのため、ユーザーは「キャリバーBALL RR2102」を鑑賞できない(自己責任においてケースバックは開けられる)。鉄道時計としてのバックグラウンドを重んじ、あえて裏蓋式となっている

 

搭載ムーブメントは「キャリバーBALL RR2102」で、ボール ウォッチが特別に改良や仕上げを実施。ベースは、手巻きムーブメントの傑作として知られるユニタス(ETA)6498だ。もちろん鉄道時計由来の厳格な精度基準もクリアしている。

ラウンドケースは直径45mm(厚さ12mm)で、大型の腕時計と同等の大きさ。掌に置くと、なんとも表現できない小振りで愛らしいサイズに好感を抱く。

ボール ウォッチ「トレインマスター セコメーター」 Ref.PW1098E-WH  9万9000円/手巻きムーブメント(BALLキャリバー RR2102)、毎時1万8000振動。 316L ステンレススチールケース、プラスチック風防。直径45mm、厚さ12mm。非防水。ボール ウォッチ日本公式オンライン ブティック限定販売 ※チェーンは付属せず

 

問い合わせ先:ボール ウォッチ・ジャパン TEL.03-3221-7807 https://www.ballwatch.co.jp/

Text/WATCHNAVI編集部

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