“Speed and Intelligence”をコンセプトとするカシオ(CASIO)のウオッチブランド【エディフィス(EDIFICE)】が新製品を発表した。「NISMO(ニスモ)」のエースカー、Nissan Z 23号車のマシンデザインをモチーフとする新作「ECB-2000NIS-1AJR」は、2023年4月21日(金)に発売。価格は4万9500円(税込)の限定モデルで、生産本数は未公表。予約ぶんはほぼ完売済みとなっている。
エディフィスとNISMOの夢のコラボレーション再び
エディフィスは2021年より、日産自動車のモータースポーツ活動を担うワークスチーム、NISMOをサポートしており、最新作「ECB-2000NIS-1AJR」は2022年モデル「EQS-930NIS-1AJR」に続くコラボモデルである。市販車をベースとする国内最高峰のモーターレースであるSUPER GTに参戦中のNissan Z 23号車をデザインモチーフとし、車両の様々なディテールを再現したこだわりの一本だ。
本機はサスペンションアームデザインが個性的な、カーボンファイバー強化樹脂ケース採用の「ECB-2000NIS-1AJR」がベース。これにNISMOを象徴するカラーで、Nissan Z 23号車の側面にも使われているレッド&ブラックで文字盤をデザイン。マシンを彷彿させるアグレッシブなスタイルを実現している。ちなみにこのレッドは、NISMOレッドと呼ばれる独自の色調をオリジナルで開発したもの。
Nissan Z 23号車のディテールを忠実に再現
ブラックを基調とする文字盤には、車両のリヤフェンダーなどに描かれる「Z」の実物のグラフィックデータを本機用にアレンジしてプリント。ベゼルに記載される分表示はNissanオリジナルフォントが使われており、Nissan Z 23号車のディテールを忠実に再現する。文字盤の差し色となる蛍光イエローも、同車に使われているコーションカラーをイメージしたものだ。さらに特徴的なディテールとして、インデックスの23分位置にあしらわれた日産のエースナンバーである「23」の数字、ベゼルとベルトの遊環、ケースバックにデザインされたNISMOロゴにも注目しておきたい。
また、Nissan Z 23号車のルーフラインは日本刀がモチーフとなっており、こちらのデザイン要素を、メタル製のベゼルに施したブラックIPの仕上げ分けで表現。部分的にステンレスの下地を露出させ、日本刀のようにメリハリある光沢感を演出している。
スマートフォンリンク搭載し、多彩な機能を実現
本機はスマートフォンリンクを搭載しており、正確な時刻表示を実現する自動時刻修正をはじめ、約300都市から都市選択ができるワールドタイム、1/1000秒単位のストップウオッチ計測データのスマートフォン転送、携帯探索など機能性も十分。光を動力とするソーラー充電システムのタフソーラーを採用し、フル充電時から機能使用の場合は約7か月、パワーセービング状態の場合は約18か月の駆動を可能としている。
「ECB-2000NIS-1AJR」は、レッド&ブラックでデザインされたスペシャルパッケージが付属。2023年4月21日(金)に発売予定で、同年4月1日(土)より予約が始まっているが、カシオの公式サイトなどでは既に完売している。
エディフィス「ソスペンシオーネ ECB-2000NIS-1AJR」 4万9500円/クォーツ(Bluetooth搭載ソーラー)。カーボン繊維強化樹脂ケース、ステンレススチールベゼル、樹脂バンド、サファイアガラス風防(内面反射防止加工)。直径47.8mm、厚さ11.3mm。重量75g。10気圧防水。予約完売済み。
問い合わせ先:カシオ計算機 お客様相談室 TEL.03-5334-4869 https://www.casio.com/jp/watches/edifice/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/三宅裕丈