【H.モーザー】香港と上海へのブティックオープンを記念するスモーキーグリーンの限定「ストリームライナー」

スイスを拠点とする独立系ブランド【H. モーザー(H. MOSER & CIE.)】からフラッグシップ「ストリームライナー」の限定エディションが登場。香港と上海の新ブティックオープンを記念した「ストリームライナー・フライバック クロノグラフ オートマティック ブティックエディション」が、直営ブティックと公式オンラインショップで限定発売となる。価格は1007万6000円(税込)。2023年秋の発売予定。

「ストリームライナー」初となるラバーストラップ仕様

H.モーザーは世界各国で直営店を展開しており、最近では香港と上海へ新ブティックをオープンした。5N レッドゴールドケースにマトリックスグリーンフュメ文字盤を組み合わせた「ストリームライナー・フライバック クロノグラフ オートマティック ブティックエディション」は、この2店舗の誕生を祝うもので、ブランドのブティックと公式オンラインショップのみの取り扱いとなる。本機の見所は2つあり、まずひとつは2020年の「ストリームライナー」コレクション発表以来、初めてメタルブレスレットに代わり、ラバーストラップが採用された点だ。「ストリームライナー」は1900年代前半に活躍した高速列車、ストリームライナーの流線型ボディをデザインモチーフとし、ラグを設けず、ケースとメタルブレスレットが一体化したフォルムが特徴となるが、ラバーストラップ仕様となっても、このスタイルは健在。艶やかに輝く5N レッドゴールドのケースとブラックのラバーストラップは見事なまでに一体化を遂げている。

新開発のクロノグラフムーブメントを搭載

2つ目の見所は、本機のために開発された自動巻きクロノグラフムーブメント、キャリバーHMC 907の搭載だ。複雑なムーブメントの設計を専門とするアジェノー社がミニマリズムと視認性に重点を置いて開発したもので、センター表示と分、秒のフライバック機能、約72時間のパワーリザーブを装備。デザイン性も意識されており、ブリッジとメインプレートには伝統的なあしらいとなる45°のモーザーストライプとアンスラサイトグレーのロジウムメッキ仕上げが施されている。ケースバックはシースルー仕様のため、時計の裏側から、キャリバー HMC 90のクロノグラフの動作やコラムホイールを鑑賞することができる。

さまざまな表情を魅せるスモーキーなグリーン文字盤

スモーキーなマトリックスグリーン フュメ文字盤の作り込みも素晴らしく、サンバースト仕上げを施したことで、光の当たる角度によって表情は大きく変化する。文字盤内側には分目盛り、外側にはレッドとホワイトの秒目盛りをあしらい、さらに立体的にデザインされた“60”の数字を12時位置にレイアウト。視認性と機能性に重きを置いて設計された、60年代から70年代のストップウオッチを想起させる意匠としている。また、時針と分針は自動車のメーターパネルや計測器の針のように根元部分は太く、先端部分は細く設計。秒針はレッド×ホワイトでカラーリングし、ゴールド×ホワイトのクロノグラフ針と判別しやすくしている。さらに時針と分針には、スーパルミノヴァ® を注入した革新的なセラミック化合物、グロボライト®のインサートが埋め込まれており、暗所においても高い視認性を確保している。

日本国内で実物を見られるのは「NX ONE 銀座」のみ

先に述べたように、「ストリームライナー・フライバック クロノグラフ オートマティック ブティックエディション」は販売チャネルが限られている。実物を見てみたいという人は、日本では国内唯一の直営ブティック「NX ONE 銀座」まで、ぜひ足を運んでほしい。

H.モーザー「ストリームライナー・フライバック クロノグラフ オートマティック ブティックエディション」 Ref.6907-0400 1007万6000円/自動巻き(Cal.HMC 907)、毎時2万1600振動、72時間パワーリザーブ。5N レッドゴールドケース(シースルーバック)、ブラックラバーストラップ。直径42.3mm、厚さ14.2mm。12気圧動的防水。2023年秋発売予定。

 

問い合わせ先:エグゼス TEL.03-6274-6120 https://www.h-moser.com/ja/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。

Text/三宅裕丈

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