ドイツ時計の聖地、グラスヒュッテの代表的ブランド【A.ランゲ＆ゾーネ（A.LANGE & SÖHNE）】から最新コレクションが登場。「ランゲ1・パーペチュアルカレンダー」に黒文字盤を備えたプラチナケースモデルが発売となる。価格は要問い合せ。
プラチナ950製ケースにブラック文字盤を組み合わせる
本機は、2021年4月に発表された150本限定のピンクゴールド無垢製文字盤を備えたホワイトゴールドモデル、グレーシルバー無垢製文字盤を備えたピンクゴールドモデルに次ぐ、「ランゲ1・パーペチュアルカレンダー」の2年ぶりの新作だ。直径41.9mmのプラチナ950製ケースに、ブラックでデザインされた文字盤とレザーストラップを組み合わせて、気品あるコントラストを演出し、ランゲ＆ゾーネらしい格式高い一本となっている。
2100年まで修正不要とするパーペチュアルカレンダー
シリーズのシグネチャーともいえるオフセンターデザインを採用した文字盤には、通常の時計の倍以上の大きさとなるアウトサイズデイトをはじめ、外周月次リング、ムーンフェイズ、うるう年の数字をバランス良くレイアウト。すべてのカレンダー表示は瞬時に切り替わり、いつでも正確に読み取ることが可能となる。うるう年も計算に入れて日付を表示するパーペチュアルカレンダーは、一度正しく設定すれば、毎月正確に月が切り替わるようにプログラムされているため、2100年まで修正が不要だ。
昼から夜へ情景が変化するムーンフェイズ
文字盤7時位置にデザインされるムーンフェイズ表示も、本機の見所のひとつだ。24時間で1回転する2層構造のブルーグラデーションのゴールド無垢製天空ディスクの上にセットされたホワイトゴールドの月が、29日12時間44分3秒の周期で月の満ち欠けを表示。A.ランゲ＆ゾーネの時計師たちは独自機構によって、月の周期を99.998パーセントという高精度で再現しており、表示の修正は122.6年にたった1日のみとなる。昼は快晴を想起させるライトブルーで、夕刻に近づくにつれて空の色が段々と暗くなり、夜になると星空のようなダークブルーの空で表示するロマンチックな演出で、時の移ろいを感じることができる。
自社製ムーブメント、キャリバーL021.3を搭載
「ランゲ1・パーペチュアルカレンダー」は自社製の自動巻きムーブメント、キャリバーL021.3を搭載。丁寧な手作業により、2度組みされており、毎時2万1600振動で作動する偏心錘付きテンプ、21Kゴールド製センターエレメントおよびプラチナ製分銅付き片方向巻上げ式ローター、50時間パワーリザーブを備えた高性能ムーブメントとなる。規則的なストライプ模様が施された洋銀製地板とブリッジ、ハンドエングレービングを施したテンプ受け、速度調整のために取り付けられるスワンネック型バネなど、一つ一つのパーツに独自の仕上げと装飾が施されており、サファイアクリスタルのシースルーバックを通して、これらの精巧な職人技を堪能することが可能だ。
A.ランゲ＆ゾーネ「ランゲ1・パーペチュアルカレンダー」 Ref.345.036 E 価格問い合わせ／自動巻き（Cal.L021.3）、50時間パワーリザーブ。プラチナケース（シースルーバック）、アリゲーターストラップ。直径41.9mm、厚さ12.1mm。3気圧防水。
問い合わせ先：A.ランゲ＆ゾーネ TEL.03-4461-8080 https://www.alange-soehne.com/ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text／三宅裕丈
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