スイスメイドのハイコストパフォーマンスな腕時計を魅力とする【ボール ウォッチ（BALL WATCH）】が発表した「エンジニア アウトライアー」は、時計好きにこそ価値が伝わるニューモデルといえる。機械式ながらタフな作りを信条とするブランドのコンセプトをそのまま具現化。手に取りやすいプライスも好印象を与える。
搭載機能盛りだくさんながら40万円台を実現
最新作「エンジニア アウトライアー」は、スポーツウオッチのカテゴリーに属する。ボール ウォッチの標準装備となるマイクロ・ガスライトを文字盤や針を備えており、拡大レンズ付きのデイト表示とともに普段使いしやすくなっている。高さを持たせたボックス型サファイアガラスを含む厚さは13.8mmで、比較的に厚みが抑えられた設計となっており、コーディネートの幅を狭めてしまうような自己主張もなさそうだ。
ケースバックには、世界各地のタイムゾーンと地球を模したレリーフが刻印されており、ここに独自のGMTモジュールを組み込んだ自社製造のキャリバーRRM7337-Cを備えている
驚きはまだあり、時針の単独調整が可能な“フライヤー”GMT機能付きで、高精度を証明するCOSCクロノメーター認定の自社ムーブメントを採用しているほか、特殊合金「ミューメタル」製インナーケースによる8万A／mの耐磁性、5000Gs耐衝撃性能も確保されている。そして外装素材には、一般的なステンレススチールよりも耐食性に優れる904Lスチールを使用。これは時計界で「スーパーステンレススチール」とも呼ばれる上位素材で、使っているメーカーはごくわずかである。また、本機はダイバーズウオッチではないものの余裕のある200m防水となっており、海を含むあらゆるフィールドで着用できる。
再び開かれた世界を見据えて、日々アクティブに過ごす人に最適な「エンジニア アウトライアー」。“異端児”と名付けられた本機を見れば、貴兄もきっと機械式時計の価値観が変わることだろう。
ボール ウォッチ「エンジニア アウトライアー」 Ref.DG9000B-S1CJ-BK 44万円
ラインナップは全3機種で、黒文字盤はステンレススチールベゼルまたはブラックセラミックベゼルの2種類、白文字盤はステンレススチールベゼルモデルの一択。24時間で1周するオレンジのGMT針を備えており、回転ベゼルの併用で最大3つの異なる時間帯が把握できる。COSCクロノメーターの認定を受けた自社製造の自動巻きムーブメントを搭載し、外装には最高品質とされる904Lスチールを採用。ボックス型サファイアクリスタル風防のほか、個性的な意匠にも注目だ。
スペック：自動巻き（自社製Cal.RRM7337-C）。904Lスチールケース＆ブレスレット、ドーム型サファイアクリスタル風防（反射防止加工）。直径40mm、厚さ13.8mm。20気圧防水。世界限定各1000本。
問い合わせ先：ボール ウォッチ・ジャパン TEL.03-3221-7807 https://www.ballwatch.co.jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text／水藤大輔（本誌） Photo／嶋田敦之
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