【アイクポッド】エントリーモデル「デュオポッド」がリニューアル さらにブランド30周年記念モデルを30本限定で販売

2024年、ブランド設立30周年を迎えた【アイクポッド(IKEPOD)】が最新作を発表。エントリーモデル「デュオポッド」から新たに6型が発売となり、価格は各14万3000円(税込)。さらに30周年を祝うアニバーサリーモデル「デュオポッド 2025 30周年アニバーサリーエディション」も世界限定30本で発売となり、価格は14万3000円(税込)。

2019年に見事復活を遂げたアイクポッド

 

アイクポッドは、1994年にデザイナーのマーク・ニューソン氏とオリバー・アイク氏によって設立されたブランドだ。独創的で洗練されたデザインを持つ時計作りを特徴とし、特に2008年から2012年に製造された「Gen2」シリーズは、ブランドの象徴的なモデルとして業界内外で高い評価を得た。一時的に休眠状態となっていたが、2019年に新ブランドオーナーにクリスチャン・ルイ氏を迎えて復活。オーデマ・ピゲの「ロイヤルオーク オフショア」を手がけたデザイナー、エマニュエル・ギョエ氏がアーカイブコレクション「ヘミポッド」の流線形ケースデザインを継承し、再設計された文字盤をセッティングしたクロノグラフ「クロノポッド」と2針モデル「デュオポッド」を発表した。これらのモデルはアイデンティティともいえる優れたデザイン性と高いクオリティを維持しつつも、現代のニーズに対応するために進化を遂げており、さらに手の届きやすい価格設定を実現したことで、大きな話題を集めたのは熱心な時計ファンであれば記憶に新しいところだろう。

リニューアルした「デュオポッド」は全6モデルを展開

今回、アイクポッドはブランド設立30周年を記念して「デュオポッド」のリニューアルを実施。新たなコレクションでは、過去の名作に携わったデザイナーたちからインスピレーションを受けて制作された全6モデルを展開。「メガポッド」のダイアルを手掛けたアレクサンドル・ペラルディ氏や、「ホロポッド」を生み出したアドリアン・ビュッシュマン氏のクリエイティビティが随所に感じられる仕上がりとなっている。

42mm径のケースサイズは変わらずに薄型化を実現

新しい「デュオポッド」は、前作と同じ42mm径のケースサイズを保ちながら、薄型化されたケースを採用。ブラックのシリコンストラップが装着され、シンプルかつモダンなスタイルが特徴となる。注目すべきは各モデルの個性豊かな文字盤デザインで、2010年発売の名作「HOUR GLASS(砂時計)」を彷彿とさせるアワーグラスのようなデザインを採用したブラック・グラスをはじめ、無数の細かいドットがレイアウトされたゴールド・ドット、ゴルフボールを模したテクスチャーのグリーン・ブルーダイアル、鮮やかなターコイズブルーとホワイトの針を組み合わせたブルー・クリスマスダイアルなどバリエーションは多彩。どのモデルもアイクポッドらしい遊び心と洗練を見事に両立した秀作揃いとなっている。

アイクポッド「デュオポッド ブラック・グラス」 Ref.IPD001SILB 14万3000円/クオーツ。ステンレススチールケース、シリコンラバーストラップ。サファイアクリスタル風防。直径42mm。5気圧防水。

ブランド設立30周年を記念した限定モデルも登場

 

「デュオポッド」シリーズからは、ブランド創設30周年を記念した特別モデル「デュオポッド 2025 30周年アニバーサリーエディション」も発表された。このモデルはブランドカラーであるオレンジでダイアルとラバーストラップがアレンジされ、力強くエネルギッシュなデザインが特徴。さらにオレンジの色彩を際立たせるホワイトのインデックスと針を採用したことで、洗練されたコントラストが生まれ、視覚的なインパクトをより高めた印象だ。世界でわずか30本のみという希少性も魅力のひとつとなり、裏蓋には30本の限定生産であることを証明する特別な刻印も施される。ブランドの30年にわたる歩みを祝うに相応しい仕上がりで、コレクターや時計愛好家にとって見逃せない一本といえそうだ。

アイクポッド「デュオポッド 2025 30周年アニバーサリーエディション」 Ref.IPD030SILO 14万3000円/クオーツ。ステンレススチールケース、シリコンラバーストラップ。サファイアクリスタル風防。直径42mm。5気圧防水。世界限定30本。

 

問い合わせ先:大沢商会 時計部 TEL.03-3527-2682 http://www.josawa-watch.com/ikepod.html ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈

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