復活を果たしたユニークデザインの「アイクポッド」が、自動巻きムーブメントを搭載する新作ウオッチを発表

オリバー・アイクとマーク・ニューソンの出会いから生まれた「アイクポッド(IKEPOD)」は、1990年代から2000年代初頭にかけて一世を風靡したウオッチブランドだ。2019年、休眠期間を経て待望の復活を遂げ、リーズナブルなクオーツモデルで脚光を浴びた。そしてこの7月には、自動巻きムーブメント搭載の「メガポッド(Megapod)」がリリースされる。

国産MIYOTA製の自動巻きムーブメントを搭載するニューコレクション

新ブランドオーナー、クリスチャン=ルイを迎えて2019年に復活を果たしたアイクポッド。かつての意匠を再現しつつ、クオーツムーブメントの採用によって手の出しやすいタイムピースという新たなポジションで船出した。待望論のあった機械式モデルの期待に応えるべく、今回「メガポッド」を発表。昨年掲げた“手が届くアートピース”のコンセプトと、より多くの人に長く愛用してほしいと願うオーナーの理念も反映され、15万円台の現実的なプライスでリリースされることとなる。

46mmのビッグケースは一見、扱いにくそうだが、表から裏へと続く歪みのない曲線によってスマートなフォルムが形成され、想像以上に快適な装着感をもたらす。ケースバックはスケルトン化されており、ブランドロゴ入りの自動巻きローターやムーブメントを構成する精緻なパーツが鑑賞可能だ。

マーク・ニューソンの傑作デザインを引き継ぎつつ、著名デザイナーがブラッシュアップ

「Apple Watch」(2014年)やauの携帯電話「talby」(2004年)を手掛けたことで知られるプロダクトデザイナー、マーク・ニューソン。流線型や円形を巧みに操るアーティスティックな彼の真骨頂こそ、オリジナル「メガポッド」といえる。クリスチャン=ルイもそのデザインに魅了されたひとりで、アイクポッドを買収した当時から復刻を望んでいたようだ。

この未来的シェイプのアイコンケースを生かしながら、よりモダンに生まれ変わらせたのが、アレキサンドル・ペラルディである。彼はカルティエやイヴ・サンローランで研鑽を積み、名門ボーム&メルシエでデザインディレクターを務めた、時計界では知られたデザイナー。マーク・ニューソンのオリジナルをオマージュしつつ、独自の視点から現代的なダイアルを創出した。

新生アイクポッドは、「サステナブルな価値観」と「価格が審美の基準を表すものではない」という宣言をしている。新メガポッドはこれを踏襲し、機械式時計を初めて買う人でもターゲットにしやすく、アートピースとして完成された逸品として生み出されたのだ。

アイクポッド「メガポッド」Ref.IPM101SILB 15万9500円/自動巻き(MIYOTA製)。ステンレススチールケース。サファイアガラス風防。シリコンラバーストラップ。直径46mm(厚さ17mm)。5気圧防水。7月1日発売予定

 

オーバーホール無料サービスチケット

7月1日のリリース開始に先駆け、2020年6月30日までに先行予約で購入すると、メガポッドのオーバーホール基本料金1回ぶん無料チケットがプレゼントされる。交換パーツ、外装仕上げ、誤った使用による故障などの代金は対象外となるが、ユーザーにとってメリットの高い特典だ。チケットの有効期限は2023年6月末まで。公式オンラインショップと一部のアイクポッド正規取り扱い店が対象。

 

問:大沢商会 時計部 TEL.03-3527-2682
http://www.josawa-watch.com/ikepod.html

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