1853年の創業以来、技術革新を推し進め、数々の傑作時計を輩出している「ティソ(TISSOT)」。近年では機械式時計の高度なオートメーション化に成功したスイスブランドとして知られており、新作の日本限定ダイバーズもそのアドバンテージを生かしたコストパフォーマンスの高さが魅力である。
デイリーユースに安心感をもたらす防水・耐磁を高めた“夏”の有力候補
人気ダイバーズ「ティソ シースター 1000」は、1950年代に開発された「ティソ シースター」のコンセプトとネーミングを受け継ぐ時計で、潜水を含むマリンスポーツに耐える機能とビジネススーツにも似合うアーバンデザインが特徴だ。今回、同コレクションにライトグレーのエレガントな日本限定仕様が追加されることになった。
「ティソ シースター 1000 ジャパンリミテッドエディション」と名付けられた本機は、1938年から防水・防塵設計を研究してきたティソのノウハウを生かした1000フィート=30気圧防水モデル。古くから親密な間柄にある日本に向けた限定版で、500本のみ製造される。文字盤をブレスレットやキャンバスストラップとも相性が良い光沢のある美しいライトグレーに仕上げ、秒針の先端付近に“日出ずる国、日本”をイメージさせるレッドポインターを特別に配した。
ムーブメントはシリコンヒゲゼンマイを使った最新式
6時位置のカレンダー表示の上部にはモデル名と「POWERMATIC 80 SILICIUM」が印されている。これが同社フラッグシップムーブメント、「パワーマティック80 シリシウム」の搭載を示すもの。シリシウムとはシリコンのことで、機械式時計の精度を司るパーツのヒゲゼンマイにシリコンが使われていることを意味している。同素材は磁気を帯びることがなく、金属製のヒゲゼンマイよりも耐磁性に優れる。さらに変形しにくい性質から耐久性も高く、軽量なため動力のトルクロスを低減できるのだ。このメリットによって最長80時間駆動を実現している。
そのほかにも、傷がつきにくいセラミック製の逆回転防止ベゼル、ムーブメントの作りや動きが見えるシースルーケースバック、交換用キャンバスストラップが同梱されるスペシャルボックスなど、充実の日本限定モデルとなっている。しかも手の出しやすいプライスを実現。老舗ブランドながらも伝統に甘んじることなく、新技術やクオリティ、美を追求し続けることで、世界中から評価を受けるティソの魅力が詰まった力作といえる。
問:ティソ TEL.03-6254-7361
https://www.tissotwatches.com/ja-jp/