クラシカルな機構とアバンギャルドな意匠が融合した限定100本の希少なレギュレーター式腕時計「クロノスイス ストライク・ツー」に新作登場

スイスの独立系高級時計ブランド【クロノスイス(CHRONOSWISS)】がニューモデルを発表した。レギュレーター機構を備える「ストライク・ツー」コレクションより、「ストライク・ツー ナゲット」「ストライク・ツー ステラブルー」が登場。それぞれ100本のみ製造される希少なリミテッドモデルとなっている。

1994年発表の名機の後継となる「ストライク・ツー」

1994年に発表され、クロノスイスの代表作として知られる「トラ(TORA)」のDNAを継ぐタイムピースとして、2024年にデビューした「ストライク・ツー」は、水平に配置されたユニークなレギュレーター機構を備えている。センターで分表示を、モデル名の由来となっている2つのブリッジと内部の歯車を見せる加工を施した3時位置のスモールダイアルで時表示を、9時位置にスモールセコンドをレイアウトした設計で、ヴィンテージライクでありながらアバンギャルドなスタイルにまとめられている。

今回2モデルが一気に発表されたが、まずは「ストライク・ツー ナゲット」を紹介しよう。かつて探鉱者たちが荒野で富(=ゴールド)を発見したゴールドラッシュから着想を得て開発された本機は、富と成功を象徴する18Kレッドゴールド製ケースに、ハンドギヨシェとガルバニック仕上げを施した文字盤を組み合わせ、エレガントでありながらミステリアスな雰囲気も併せ持つ。その文字盤には白いラッカー仕上げのスモールセコンドや、ポリッシュ仕上げのブルースチール針3本を備え、これらと調和するブラックのカーフスキンストラップをセレクトし、優雅で端正なドレスウオッチらしい佇まいだ。

もう一方の「ストライク・ツー ステラブルー」は、ステラーブルーのCVDコーティングによる鮮やかな発色が魅力である。この文字盤にはサンドブラスト加工とハンドギヨシェによる繊細な装飾が施されており、その直線的なテクスチャーが全体の表情をシャープに演出。さらにスモールダイアル、リングパーツ、ブリッジをシルバー色とし、9時位置のスモールセコンドにもハンドギヨシェのアクセントを加えている。ストラップには、ブルー文字盤と美しいコントラストをなすホワイトのカーフスキンが選ばれた。

シースルーバックからは「キャリバーC.6000」が姿を覗かせる

両機はともに40mm径のラウンドケース、フルーテッド装飾リングをセットしたベゼル、両面無反射コーティングしたドーム型のサファイアクリスタル風防、シンボリックなオニオンスタイルリューズ、スーパールミノバ蓄光を加工をした針など、同一仕様の装備。さらにムーブメントも共通で、ラ・ジュー・ペレ社との共同開発によって誕生した「キャリバーC.6000」が搭載されている。優れた精度の追求やパワーリザーブの強化のほか、ルテニウムメッキ、放射状に広がるコート・ド・ジュネーブ装飾、タングステンローターなど、精緻と洗練された極めた美しいムーブメントは、サファイアクリスタル製のケースバックより鑑賞できる。まさに両面にわたって、クラフトマンシップが際立つ逸品となっている。

 


クロノスイス「ストライク・ツー ナゲット」 Ref.CH-5021-ANSI 506万円/自動巻き(Cal.C.6000)、毎時2万8800振動、約55時間パワーリザーブ。18Kレッドゴールドケース(シースルーバック)、ヌバックカーフスキンストラップ、サファイアクリスタル風防(両面無反射コーティング)。直径40mm、厚さ12.7mm。3気圧防水。世界限定100本。

 


クロノスイス「ストライク・ツー ステラブルー」 Ref.CH-5023M-BLSI 236万5000円/自動巻き(Cal.C.6000)、毎時2万8800振動、約55時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、ヌバックカーフスキンストラップ、サファイアクリスタル風防(両面無反射コーティング)。直径40mm、厚さ12.7mm。3気圧防水。世界限定100本。

 

問い合わせ先:栄光時計 TEL.03-3837-0783 https://chronoswiss.com/ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈

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