ウオッチナビが選んだ現代のクロノグラフ20選――ロレックスグループ「チューダー」編

腕時計の発展を牽引する現代の優れたクロノグラフを、時計専門誌・ウオッチナビが厳選して紹介する新連載。今回は日本での本格展開が長らく期待されてきた、ロレックスのファミリーブランド「チューダー」より、2019年新作クロノグラフをピックアップする。

チューダー「ブラックベイ クロノ S&G」Ref.79363N 74万300円/自動巻き(Cal.MT5813)。毎時2万8800振動。約70時間パワーリザーブ。コラムホイール&垂直クラッチ搭載。ステンレススチールケース。ステンレススチール+18Kイエローゴールドブレスレット。直径41mm。200m防水

ダイバーズとクロノグラフの“醍醐味”を融合

昨年秋に日本に本格上陸を果たして以降、チューダーの認知度は急速に高まった。その旗艦ラインとなるブラックベイは、防水性にこだわったコレクション。同社の上位ダイバーズコレクション、ペラゴスの500m防水より抑え、厚みも抑えて普段の使い勝手を高めた。このブラックベイに2017年加わったクロノグラフも200m防水を確保しつつ、モータースポーツテイスト満点の精悍な2つ目ダイアルを形成。いわば、ダイバーズとクロノグラフの“良いとこ取り”だ。

チューダーにとっての防水性能のイノベーションといえば、1952年に誕生したチューダー オイスター プリンスの存在が大きい。高い防水性と堅牢性を備え、腕時計の実用性を飛躍的に高めた。その2年後となる1954年には、チューダー初のダイバーズウオッチが誕生する。以来、独自に開発を重ね、プロフェッショナルダイバーズとして、絶えず進化を続けている。

一方、同ブランド初のクロノグラフであるチューダー オイスターデイト クロノグラフが1970年に誕生して以来、チューダーはモータースポーツの世界とも密接に繋がりを持ってきた。新作のブラックベイ クロノ S&Gは、チューダーが培ってきた水陸の伝統を見事に融合することに成功したモデル。作り込まれたディテールが、その栄光の歴史を体現している。

イエローゴールドパーツでラグジュアリーを演出

新作「ブラックベイ クロノ S&G」は、ベゼル、リューズ、プッシュボタン、リベット調ブレスのフラッシュフィットにセンス良く18Kイエローゴールドを採り入れている。他にないシンボリックな時針のデザインは、1969年初出の“スノーフレーク”とし、ブラックベイの美学を受け継ぐ一方、チューダーの伝統に則って6時位置に日付を配置した。スリムなステンレススチールケース&イエローゴールドのプッシュボタンの組み合わせは、同社の初期クロノグラフに倣ったものである。

1960年代を中心に活躍した古典的なリベットブレスのデザインを再現。実際はリベット締めではなく、高い堅牢性を実現している

問:日本ロレックス TEL.03-3216-5671
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