高い信頼性とファッショナブルなデザインで年齢を問わず人気を集めるスイスの時計ブランド、「ハミルトン」は、惜しくも今年がラストイヤーとなったレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップの公式計時を担当する一方、『メン・イン・ブラック』や『2001年宇宙の旅』といったハリウッドムービーにウオッチを提供するなど、長年にわたって“アビエーション”と“シネマ”の世界をサポートしてきた。今回、両分野のエキスパートを招き、ハミルトンのスピリットを表現するショートフィルムを制作した。
「夢は必ず実現できる」というメッセージが詰まったショートフィルム
今回の映像企画は、曲技飛行の有能なパイロットであるダリオ・コスタと、シャネルやルイ・ヴィトン、ナイキなどのプロモーションムービーを制作したジェイコブ・サットンのタッグによって実現したもの。高速プロペラ機が砂漠を駆け抜け、自然の美しさと脅威を映しだした映像は、時代を開拓してきたハミルトンのチャンレンジ精神をイメージしてつくられたという。
『Dreams of Flight』と題されたショートフィルムは完成まで2年の歳月を要した意欲作で、ナミビアの砂丘地帯で行われた撮影では、地上、ヘリコプター、ダリオが操る機体にもカメラを設置し、あらゆるアングルのシーンを映像に収めた。40℃を超える気温、海から吹きつける強風、砂、霧に視界を遮られる劣悪なコンデションだったが、ダリオ・コスタの操縦テクニックとジェイコブ・サットンの経験に基づく撮影技術によって、これまでにない“チャレンジ”が成功した。
無事にミッションを達成したダリオは、「砂丘の中で距離感や方向を認知することは非常に困難でしたが、かつてアルプス上空を低空飛行した経験がとても役に立ちました。撮影前にその状況を何千回も思い描き、フライトのイメージトレーニングをしました」と、通常とは異なる難易度の高いアクロバット飛行だったが、経験とイメージ、諦めない姿勢が成功の秘訣だったことを語った。また、ハミルトンCEOシルバン・ドラは、「クリエイティビティーに満ちた素晴らしい2人による作品が完成しました。私たちはこの作品をサポートできたことを誇りに思います。この作品を通して、困難な状況下でも惜しみない努力により夢は必ず実現できるというメッセージが伝わると思います。それはまさに、ハミルトンの中に息づく“スピリット”なのです」と話し、ダリオ・コスタとジェイコブ・サットンを称えた。
ハミルトンが“アビエーション”と“シネマ”という異分野を繋ぎ、実現させたショートフィルム「Dreams of Flight」。ハミルトンが創業以来持ち続けているスピリットを絵に描いたような、こだわりの映像といえるだろう。
問:ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7371
https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/
- TAG