ジャパンウオッチを代表するセイコーは、1913年に国産初の腕時計「ローレル」の製造を開始し、1969年には世界初のクオーツ腕時計「クオーツ アストロン」を発売するなど、古くから海外でも高く評価されてきた。もちろん国内での信頼は厚く、JRの前身である国鉄に鉄道時計を納品していた実績を持つ。今年はその国産鉄道時計第一号として認められてから90周年という節目で、記念限定モデルをリリースする運びとなった。アンティークのような雰囲気を持つ本作は、時計コレクターはもちろんのこと、“鉄オタ”の心をもがっちり掴むことだろう。
正確無比として多くの鉄道員が使った鉄道時計へのオマージュ
鉄道の安全運行に欠かせない時間管理を担う鉄道時計には、精度とともに高い視認性と堅牢性が求められた。1929年、外国製品に替わり、セイコーの機械式19型懐中時計「セイコーシャ」が国産として初めて鉄道時計の指定を受けたのだ。以来、クオーツへの変遷や機能の進化を遂げながら、セイコーの鉄道時計は現在も運転士の相棒として使われ続けている。
発売された「国産鉄道時計90周年記念限定モデル」は、「セイコーシャ」が国産鉄道時計として認められてから90周年を記念するもので、当時の雰囲気を再現した特別モデルである。イエローゴールドカラーに仕上げられたケースには、卒寿(90歳を迎えた人に対する長寿祝い)祝福の色とされるパープルの提げ紐を取り付け、裏蓋には記念文字とシリアルナンバーが刻印されている。
問:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012
https://www.seikowatches.com/jp-ja
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