日本の美意識を体現する「セイコー プレザージュ」から琺瑯ダイアルの新作がリリース

日本の美意識を感じさせるデザインや機能を備える国産時計、「セイコー プレザージュ」から、ブランドの代名詞ともいえる琺瑯(ほうろう)のダイアルを使ったニューモデルが誕生。本作はプレザージュ初、セイコー独自の駆動機構である「スプリングドライブ」を搭載している。ダイアルカラーはホワイトとブラックの2種類がラインナップ。価格はそれぞれ52万8000円で、セイコーウオッチサロンでのみ販売される。

 

ヴィンテージライクなスタイルに“日本の技”を満載

セイコー プレザージュ「プレステージライン 琺瑯ダイヤル スプリングドライブモデル」(左)Ref.SARR001 (右)Ref.SARR003 各52万8000円/スプリングドライブムーブメント(キャリバー5R65)。ステンレススチールケース。コードバンストラップ。直径40mm、厚さ13.1mm。10気圧防水

セイコー プレザージュは、100有余年に渡るセイコーの伝統的な時計作りのノウハウを受け継ぐ、メイド・イン・ジャパンのウオッチブランド。日本の美意識をテーマとし、クラシックデザインをベースにしたラインナップが共通の特徴である。その美しさは時計愛好家からも高く評価されている。

今回リリースされた新作は、ダイアルに製造には手間と時間がかかる琺瑯を採用している。琺瑯製はセイコーが生んだ記念すべき国産初の腕時計「ローレル」にも用いられた伝統的なもので、鉄素材に不純物が極めて少ない粘土・純水・ガラスなどを原料とする釉薬(うわぐすり)を塗布し、高温で焼成して作られる。主に美術品や工芸品に使われてきた技術で、その日の気温や湿度によって釉薬の成分比率を調整する必要があるなど、製造には職人の高い技量を要する。そのため大変貴重で、プレザージュではハイクラスのモデルにのみ採用されている。

なお本作の琺瑯ダイアルは、塗布面の仕上がりの厚さを0.01mm刻みで見抜くという匠、琺瑯職人・横澤 満(よこさわ みつる)氏が監修している。カラーバリエーションは独特のみずみずしさを持ったホワイトと、温かみのある艶が印象的なブラックの2色で展開される。

裏蓋はシースルータイプになっており、セイコー特許のスプリングドライブムーブメントを鑑賞することができる

また、ニューモデルはセイコーが独自に開発した「スプリングドライブ」を搭載している。機械式、クオーツに続く第3のメカニズムとして期待されている機構で、機械式ムーブメントと同じゼンマイ駆動でありながら、日差±1秒以内という高い精度を実現する。特徴のひとつがスイープ運針の動き。秒針が文字盤上を滑らかに進む姿は美しく、しかも音を出さない。まさに止めどなく流れていく時のうつろいを感じさせる機能美といえる。なお本作は、プレザージュブランドでは初めてのスプリングドライブモデルということだ。

セイコーが開発に20年以上の歳月をかけたスプリングドライブは、蓄積された伝統技術と挑戦的な先端技術を持ち寄って生み出された、独創的かつ実用的な機構。そして末永く色褪せることのない琺瑯ダイアルもまた、日本人が持つ繊細なものづくりの象徴といえる。この両者を融合させた新しいプレザージュは、まさしく“日本の技”を凝縮した逸品である。

 

問:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/presage

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