外装にトコトンこだわった88万円のG-SHOCK! 新MR-Gのモチーフは武将の兜!!
G-SHOCKのフラッグシップラインとして1996年にファーストモデルが登場した「MR-G」。来年、誕生25周年を迎える“大人のG-SHOCK”より、兜にインスピレーションを得て、繊細ながらも荒々しいデザインで武将の矜持と美意識を表した「MRG-B2000SH-5AJR “SHOUGEKI-MARU”」が7月にリリースされる。
日本を代表する彫金師の彫りが入るため400本生産が限界
メタルの美しさとスペックの両面で最高峰に君臨するMR-Gから、またまた衝撃作が本数限定で発売される。これまでにも日本刀や甲冑といった侍にまつわるモデルが輩出されてきたが、今回モチーフに選ばれたのは伝統的な防具である“兜”。武将の美意識や信念が反映され、強さの象徴でもある兜は、最上の美しさと強さを求めるMR-Gのコンセプトと重なることもあり、わざわざオリジナルの兜「衝撃丸」まで製作したという。新MR-Gは、まさにこの兜の意匠を取り込んでいるのだ。
注目のディテールがベゼル。MR-Gのチャレンジングな姿勢を“龍が天に昇る姿”に例えた彫金が施されている。これは熟練の技で数々の錺金具(かざりかなぐ)を手掛けてきた彫金師・小林正雄氏が手彫りで仕上げたもの。彫金作業は手間と時間を要するため、希少な400本限定の設定がされている。
ベゼルとバンドの表面は鉄錆地と呼ばれる鉄が錆びた質感を表現するため、鋳物師・菊地正直氏作の砂型をベースにした特製金型を使用。さらに錆の独特な深い褐色を出すべくブラウンIP(イオンプレーティング)を、紺糸縅(こんいとおどし)の色を彷彿させるブルーIPを2層に重ね、突出部のブルーIP部分のみ削り取ることで、歴史を感じさせる重厚な鉄錆地調と紺糸縅の美しいコントラストを生み出した。
搭載機能についても触れたい。標準電波受信機能「マルチバンド6」に加え、Bluetooth通信によるスマートフォンとの常時接続を可能にしたモジュールを採用。正確な時刻に自動修正する他、スマホアプリを使って任意のワールドタイムに設定できるなど、多彩なファンクションを備えている。また、デュアルコイルモーター仕様のため、従来よりも素早く針が可動(反時計回りで2.8倍速)する。
カシオが誇る最先端のテクノロジーと日本の伝統を現代に伝える匠の技。ふたつの技術の融合によって生まれた「MRG-B2000SH-5AJR “SHOUGEKI-MARU”」は、ハイエンドG-SHOCKと呼ぶに相応しい逸品である。国内だけではなく海外からも高く評価されるスペシャルMR-Gだけに、88万円と高額なものの今作も早期完売が予想される。
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