時計にタフネスという新たな概念をもたらした「G-SHOCK」。先日、SNS上のG-SHOCK公式アカウントに気になる情報がアップされているのを発見した。大人気マンガ『ONE PIECE』とのコラボレーションを示唆するもので、紹介されているURL先には“麦わらの一味”の海賊旗と「G-SHOCK × ONE PIECE」、そして「coming soon …」とだけ出ている。謎に包まれたアナウンスだが、果たして近い将来のコラボはあるのか!? 過去作を振り返りつつ、どんなモデルになりそうか予想してみた。
© Eiichiro Oda / Shueisha, Toei Animation
G-SHOCKはその確固たる知名度もあり、著名な団体や人物、作品とコラボレーションを果たしてきた。代表例にG-SHOCK人気に重要な役割りを果たした「イル・クジ」や「W.C.C.S」があり、ほかにもアパレルブランドの別注、ミュージシャンやアーティストのシグネチャー、マンガやアニメのタイアップなど、様々なジャンルとのコラボを実現させてきた。
ちなみに『ONE PIECE』とは過去3度コラボーションしている。2012年発売された第一弾は「麦わらの一味モデル」と「ルフィモデル」の各9999個限定、翌年には第二弾「ONE PIECE 麦わらの一味 リミテッドエディション」が3000個限定で、さらにその翌年には第三弾「ONE PIECE プレミアムエディション」が2000個限定で登場。回を重ねるごとに希少性が高まり、ファンがこぞって争奪するプレミアムG-SHOCKとなっている。もし第四弾が誕生するとしたら、生産数はいかほどだろうか？ さらにレアピースとなる可能性もありそうだ。
ベースモデルはDW-5600またはDW-6900？
個人的には初のアナデジモデルに期待したい
そして気になるのが、ベースとなるG-SHOCKの型とデザインである。過去のコラボでは初代モデルから伝統を引き継ぐ角型の「DW-5600」と、上部に3つの丸型液晶を備えるベーシック「DW-6900」がベース機に選ばれ、ELバックライトや裏蓋、バンドにオリジナルのデザインが施された。
第一弾の「麦わらの一味モデル」はDW-5600をベースとし、ELバックライトにONE PIECEファンの間で人気のアラバスタ編のシーンを再現。裏蓋にはサウザンドサニー号をあしらっていた。一方の「ルフィモデル」はDW-6900ベースで、ELバックライトに海賊旗が浮かび上がる仕様。バンドには主人公のルフィがシャンクスから麦わら帽子を託される初期のシーンが描かれている。
第二弾はDW-6900がベースで、こちらは裏蓋にルフィと憧れの海賊であるシャンクスのワンシーンを刻印。第三弾もDW-6900をベースとし、全体を光沢ホワイトに仕上げて反転液晶をセットした。いずれも特別なディテールを備え、ONE PIECEファンを熱狂させるコレクターズアイテムとなったわけだ。
ともかくも、これまでの系譜から予想するとDW-5600かDW-6900が次回作のベース機となる可能性がありそうで、価格は2万円前後か？ 個人的にはエヴァンゲリオンとのコラボ作で採用されたアナログ×デジタルのモデルが使われると嬉しいのだが、発表までの楽しみとしておこう。
ONE PIECEは胸熱シーンだらけ!! 次は誰が登場するのか!?
果たしてELバックライトや裏蓋、バンドに描かれるモチーフやイラストはどんなものになるのだろう。これまでに使われていない物語を象徴するシーンといえば、ルフィ、エース、サボが子供時代に「これで今日から俺たちは兄弟だ!!」と絆を結んだ名場面もある。だとすると、“火拳のエース”をヒントにしたレッドのカラーリングか……コレクション性を高める特別ボックスは……と、想像するだけでたまらなくワクワクしてしまう。
なにはともあれ、答え合わせはもうすぐのはず。もちろんコラボレーションモデルの誕生ではなく、何か別のサプライズが用意されているのかもしれない。ONE PIECEファンもG-SHOCKコレクターも「G-SHOCK × ONE PIECE」のウェブサイト(https://g-shock.jp/products/one-piece/)を小まめにチェックし、続報を待とうではないか。