その年に発売される新作時計の多くは、本来ならスイスで開かれる世界的な時計見本市で発表される。しかし今年は新型コロナウイルスの影響で中止や延期となった関係で、代わりにインターネットで公開するブランドが増えたのだ。この形式を採った時計メーカーより、スイスを代表するクロノグラフの旗手「ブライトリング(BREITLING)」が発表したレトロスタイルの3モデルを紹介する。
リ・エディションシリーズ第2弾は「コ・パイロット」
「コ・パイロット」の名で知られる1953年初出モデルを忠実に復刻。大型アラビア数字は焼けた色合いの夜光で記され、オリジナルと同じ41mm径のケースに、ベゼルは1953年モデルと同じ3か所でねじ止めされる。
「怪傑ゾロ」と親しまれた個性派デザインが復活
1960年代に誕生したオリジナルは、若者に向けた個性派クロノグラフだった。遊び心あふれる文字盤デザインに、コレクターは「ゾロ・ダイアル」の愛称で呼んだ。その意匠が蘇ったのだ。ちなみに、1965年の『007 サンダーボール作戦』でQがJ・ボンドに渡したのが当時のトップタイム。劇中に登場したモデルはガイガーカウンターを装備していた。海中に隠されたミサイルを、ボンドはトップタイムを使って探し出し、大惨事を防いだ。
1950~60年代の自由なサーフィン文化へのトリビュート
1957年に誕生した初代モデルに着想を得た、期間限定生産のカプセルコレクション。ダイナミックにすり鉢形状となった両方向回転ベゼルや、4か所のポイント夜光とバーを重ねた意匠、10mmを切る薄さも特徴だ。ベゼルはステンレススチール製か18Kレッドゴールド製が選べ、ダイビングスケール入りのトップリングは傷がつきにくいセラミック素材でできている。別売のアウターノウンECONYL®ヤーンNATOストラップで彩りを加えると、よりカジュアルな印象となる。
問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン TEL.03-3436-0011
https://www.breitling.com/jp-ja/
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