クロノグラフ新時代 《ブライトリング》 2つの日本限定「クロノマット」選ぶならどっちだ?

2020/7/10 17:00
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ブライトリング(BREITLING)」は1884年の創業当初から計器の開発に情熱を傾け、スイスが誇る名門クロノグラフブランドとしての地位を築いた。その歴史において重要なタイムピースである「クロノマット」が今年大きな転換期を迎え、新世代モデルと人気定番モデルが共存することに。日本限定で発売される2つのクロノマットをもとに、それぞれの特徴と魅力を検証する。

左が新型の「クロノマット B01 42 ジャパンエディション」。右が根強い人気を誇る「クロノマット JSP」。

 

新型 or JSP? 2つのクロノマットつのポイントに注目】

歴史的な「B」か、近代の象徴的な「Wing-B」か……新型のエンブレムには、伝統的なBマークを採用。一方のJSPは、Bが翼を広げた近年の定番マークになっている。

 軽快な「42mm」か重厚な「44mm」か……新型はモダンレトロなスタイルのクロノグラフで、装着しやすいサイズ。JSPは存在感抜群のサイズが個性のひとつ。

「ルーロー」か「パイロット」か……新型クロノマットは1984年製が搭載していたルーローブレスレットを現在の最新技術で再現。JSPの方はブライトリング固有のパイロットブレスレットを備える。

 

 

ブライトリングの象徴的クロノグラフを徹底比較

【ダイアル】

どちらもインダイアルを横3つ並べたデザインを採用しているが、日付表示の位置、ブランドロゴ、針とインデックスの形状などすべて異なる。新型(左)は通称、逆パンダ文字盤。

 

【ベゼル】

両機ともステンレススチール製ベゼル。いずれもラチェット式の逆回転防止機構となっており、クロノマット伝統の4つのライダータブを備える。JSP(右)の方は1分ごとにマークが刻まれており、ツール感に満ちている。

 

【ケース右サイド】

新型(左)の仕上げはサテンとポリッシュの使い分けで、JSP(右)は光沢の強いフルポリッシュ。プッシュボタンにも差があり、新型が楕円形の非ねじ込み式なのに対し、JSPはスクリューロック機構がついている。

 

【ケースバック】

近年、自社製造のキャリバー01搭載モデルはシースルーバックが基本に。新型(左)もこれに倣って裏蓋はサファイアガラスのスケルトン仕様だ。一方、搭載ムーブメントは同じながらJSP(右)はスチールバックで500m防水を達成。

 

【ブレスレット】

新型(左)は、1984年製クロノマットで初めて採用されたルーローブレスレットを復活させ、最新技術で快適な装着感と優れた剛性を実現。JSPはブライトリングのアイコニックな5連パイロットブレスレットをセット。

 

 

モダンレトロなスタイルの万能クロノグラフ

ブライトリング「クロノマット B01 42 ジャパンエディション」Ref.AB0134101B2A1 97万9000円/自動巻き(自社製Cal.ブライトリング01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径42mm(厚さ15.1mm)。200m防水。日本限定発売

 

オリジナルデザインを生かしつつ発展させたルーロー(Rouleau)ブレスレットや、ベゼルにはコンパクトなライダータブを設置するなど、原点回帰を果たした新世代クロノマット。シルバーのクロノグラフ針が“ジャパンエディション”の証明だ。

 

 

日本マーケットで絶大な人気を誇る「JSP」

ブライトリング「クロノマット JSP」Ref.A001B70PA 94万6000円/自動巻き(自社製Cal.ブライトリング01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径44mm(厚さ16.95mm)。500m防水。日本限定発売

 

2004年発売の“クロノマット エボリューション”を想起させる外装デザインに、自社開発・製造のクロノグラフムーブメントを搭載した日本限定クロノマット。お馴染みの羽の付いたBマークをあしらう。ねじ込み式プッシャーの採用で高防水性を実現。

 

クォーツ台頭による機械式冷遇の時代に生まれたモダン・クロノマット。そのDNAを受け継ぐ、相異なるツートップ

1942年、ブライトリングは初めて「クロノマット」と命名した回転計算尺付きクロノグラフを発表し、およそ40年後にフレッチェ・トリコローリ(イタリア空軍アクロバット飛行チーム)の開発協力を得てその伝説的なクロノグラフを再誕させた。以来、ブランドのシンボルとなったフラッグシップコレクションが、2020年待望のモデルチェンジを迎えたのだ。

最新作「クロノマット B01 42」は、同社CEOジョージ・カーン氏が先日のインタビューでも語っていた通り、“オールパーパス”(=万能)なクロノグラフへと進化することになった。従来は、5連ブレスレットの名称を“パイロットブレスレット”と名付けているように航空時計のコンセプトだったが、新型はブランドの新しい世界観である“モダンレトロ”をテーマとするデザインへとリニューアルが図られ、レーサーやセーラーにも愛用された往年の名機の多様性を再び提示する。

さて一方、ブライトリングらしいパイロットクロノグラフを体現する「クロノマット JSP」(2017年誕生)は、根強い人気作として健在だ。そうしたファンの熱意もあり、日本でしか購入できないこの“ジャパン・スペシャル・エディション”も継続販売されるとのこと。しかし新型の流通が始まったことから、いつ生産を終えてしまうかわからない。現在、いずれからもブラックダイアルの日本限定仕様が発売中であり、ブライトリング正規取り扱い店では両機が並んでいることもある。実に贅沢な選択を迫られる状況だが、あなたはどちらが好みだろうか?

【ブライトリング 2020 ニューアライバルフェア】

国内に4店舗あるブライトリング ブティックでは、7月26日(日)まで、2020 ニューアライバルフェアを開催。最新作となる「クロノマット B01 42」や人気の「クロノマット JSP」から、現行のラインナップまで数多くのブライトリング製品を手に取って見ることができる。

フェア期間中、事前に来店予約をすると先着でブライトリングノベルティが、購入者に対しては特別特典として豪華版のノベルティがそれぞれプレゼントされる。

開催店舗:ブライトリング ブティック 東京/大阪/高松/福岡
開催期間:~2020年7月26日(日)

 

 

問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン TEL.03-3436-0011
https://www.breitling.com/jp-ja/

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