高級レザーバッグやウェア、ファッションジュエリーなどの展開で知られるラグジュアリーメゾン「エルメス(HERMÈS)」は、懐中時計が主流だった時代から時計に携わり、1920年代には本格的な腕時計も手掛けていた。その伝統と技術を生かし、近年ではさらに時計市場での存在感を発揮している。今年はアイコニックウオッチ「アルソー」のニューモデルが注目だ。
アイコン的な意匠を継承しつつ、斬新なアイデアを投入
エルメスの時計を代表する「アルソー」は、鐙を模したラグや、馬のたてがみを連想させる斜体インデックスなど、馬具工房に始まった同メゾンのアイデンティティを物語るディテールを備えるコレクションである。新作も、実にエルメスらしいエスプリに富んだデザインで、選択の幅を広げる一本といえる。
グラデーションダイアルで魅せる独創のスケルトン
1978年初出の人気定番に、サファイアクリスタル文字盤の新作が登場。スモークのグラデーションがかかっており、中心部が透明で外周部へと移るごとにブラックが濃くなっている。時刻の読み取りやすさと、肉抜きされたムーブメントを視覚的に楽しむことを両立させた斬新なデザイン。
「エルメス(HERMÈS)」について創業年:1837年 馬具工房に始まり、皮革製品を幅広く展開して世界的メゾンに成長。現在ではバッグやプレタポルテ、テーブルウェア等も扱う。時計製造は1920年代に着手し、スイスにラ・モントル・エルメス社を構える。 |
問い合わせ先:エルメスジャポン TEL.03-3569-3300
https://www.hermes.com/jp/ja/
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