170年以上の歴史を誇るスイスの時計ブランド「ユリス・ナルダン(ULYSSE NARDIN)」は、日本とも深い縁を持つことで知られている。同社の懐中時計は明治天皇に使用されたほか、マリンクロノメーターは旧日本海軍の多数の軍艦に備えられていたともいわれている。そのような長い歴史と信頼性を表すエピソードのある老舗メーカーは、2020年も高度な技術から生み出した新作を発表している。
技術の先駆者が挑戦したデザインの新境地
ユリス・ナルダンの代表作となっているフリーク Xの新作は、ストイックな極地の氷原と、地球を再生させる雄大な火山を表現。常に作品を通して先駆的な技術革新を創出してきた、チャレンジングなデザインに心打たれる。
さらに、歴史的に海に精通してきたウオッチメーカーとして、近年はダイバーズにも注力。とくにシュモクザメをモチーフに取り入れた個性豊かなリミテッドモデルは、その希少性もあって世界的に注目を集めるに違いない。
ホワイトマットとチタンで極地の氷原を表現
ホワイトマットコーティングのチタンベゼルやネイビーブルーのインデックスが、有史以前の氷河を思わせるユニークさ。さらに同色ラバーでコーティングしたカーフストラップをセットした。脱進機を搭載した分針が1時間に1回転し、時針の代わりとなるシリコン製テンワによって時刻を表す独創のメカニズムが楽しい。
独特なレッド&ブラックが神秘的なマグマを彷彿
フライングカルーセル機構を備えるフリーク自動巻きモデルのニューモデル。軽量なカーボンファイバーとレッドマーブルのエポキシ樹脂を融合したケースと、ブラックDLCチタンとのコンビネーションで火山の生命力を表現した。ブティック限定モデルとして発売される見込み。
ダイバー憧れのシュモクザメを大胆にあしらう
見た目がユニークで、スクーバダイビングのターゲットにもなっているシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)をテーマにしたダイバーズクロノグラフ。チタン製ケースバックや12時側ストラップに、その姿をあしらう。ムーブメントは自社製で、脱進機にシリシウムを採用して耐磁性や耐久性を向上させている。
「ユリス・ナルダン(ULYSSE NARDIN)」について創業年:1846年 23歳で創業した時計師ユリス・ナルダンは、マリン・クロノメーターで高い評価を得る。近年では、天文三部作など複雑時計で時計界に数々の功績を残しているほか、シリコン脱進機のパイオニアとして搭載コレクションが話題となった。 |
問い合わせ先:ソーウインド ジャパン TEL.03-5211-1791
https://www.ulysse-nardin.com/
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