コロナ禍の終息とともに使いたい海外渡航に便利なGMT搭載の「ビクトリノックス」の新作は、ビジネスウオッチとしても十分に機能する

腕時計を学ぶ、遊ぶ、愛でるをテーマに、新作時計や時計ブランドの歴史などを掘り下げて解説する『WATCHNAVI Salon』。2020年の気になるニューモデルをブランドごとに紹介しているが、今回は1884年に刃物のワークショップとしてスタートし、1989年からは本格的にウオッチ製造も始めた「ビクトリノックス・スイスアーミー(VICTORINOX SWISS ARMY)」の新作について解説する。

視認性や堅牢性を重視したピュアな機能美が際立つ

スイス中部のイーバッハで創業し、1891年に同国陸軍へ納入したソルジャーナイフや、1897年に特許取得したオフィサーナイフで名声を得たビクトリノックス・スイスアーミーが、満を持して時計界に参入したのは1980年代末のことだった。卓越した品質、実用的な機能、技術の革新を押し進める同社らしい一本として、新作「フィールドフォース GMT」はシンボリックなGMTモデルとなりえる存在といえる。リューズガードや10気圧防水といったタフな仕様は、ビジネスウオッチとしても信頼が置けることを示唆している。

 

ブランドの核心を体現する洗練のミリタリーテイスト

「フィールドフォース GMT」Ref.241896 5万5000円/クオーツ(Ronda Cal.512.24H)。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径42mm。10気圧防水

「FieldForce」という陸軍にちなんだ名称通り、耐久性と機能性に優れたコレクション。クロス&シールドとマルチツール型のカウンターウェイトが配された視認性抜群の文字盤には、先端が丸くくり抜かれている第2時間帯表示用のGMT針が装備されている。

 

ビクトリノックス・スイスアーミー(VICTORINOX SWISS ARMY)」について

創業年:1884年
創業者:カール・エルズナー
創業地:スイス/イーバッハ
現社長:カール・エルズナー

1890年代にスイス陸軍へ納入したソルジャーナイフを筆頭に、各国の軍や治安部隊、さらにはNASA(アメリカ航空宇宙局)からも信頼を得ているライフスタイルブランド。1980年代末に参入した時計市場では、実用的で堅牢性に優れた作りが評判を呼んでいる。

 

問い合わせ先:ビクトリノックス・ジャパン TEL.03-3796-0951
https://www.victorinox.com/jp/ja

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