1961年、スイスの老舗ウオッチブランド「エドックス(EDOX)」が画期的なスポーツモデル「デルフィン」を発表した。その最新機として、当時のコンセプトを継承しつつ、スケルトナイズされたモダンな文字盤が個性的な「デルフィン メカノ オートマティック」を9月にデビューさせることが発表された。
エドックスが得意とするラグジュアリーダイバーズにまた新たな注目株が加入
エドックスといえば、真っ先にイメージするのが「クロノオフショア1」という人が多いだろう。ハイスペックにしてタフ、そしてダイナミックなダイバーズコレクションで、同社フラッグシップに位置付けられている。しかしまだまだ魅力的なラインナップが存在し、発表されたデルフィンも同じダイバーズながらこちらの方が歴史が深く、スタイリッシュな意匠によって洗練された雰囲気を放っている。
新作「デルフィン メカノ オートマティック」は、1961年に旋風を巻き起こした防水時計の末裔として相応しい一本といえる。オリジナルモデルは、ケース内部の気密性を高める二重のパッキンを備えたリューズ機構「ダブル- Oリング」の特許を有した革新的なタイムピースであり、その高機能を本機も受け継いでいる。
オリジナル譲りのOリングを二重にする構造とねじ込み式リューズの組み合わせによって、新作は200m防水を実現している。そのほか外装においては、1971年製のデルフィンが備えていた12角形ベゼルに倣ってスポーティさを際立たせる6本のビスで固定。リューズを包むように設計されたガード、ケースからラグそしてブレスレットへと繋がるデザイン、ブレスレットのコマの形状まで、過去のデルフィンからインスピレーションを得た仕様となっている。
ただし安易なアーカイブピースの復刻や再現で終わらないのが、エドックスの人気たる理由でもある。今回はデルフィンはもとより、ブランドとしても初めてモダンテイストなフルスケルトンダイアルを採用。着用時でもスイス製自動巻きムーブメントの精巧な動きを見て楽しむことができるのだ。
なお、力強い剣型の長短針と立体的なバーインデックスの根元にスーパールミノバ夜光を塗布し、夜間や海中においても判読性を高次元でキープしている。またバリエーションは、ケースやダイアルのカラーが異なる全4機種がラインナップ。すべて2020年9月18日リリース開始の予定である。
問い合わせ先:GMインターナショナル TEL.03-5828-9080
https://www.edox.jp/
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