年差±1秒の超高精度な光発電ウオッチ「ザ・シチズン キャリバー0100」にステンレスモデルが誕生

先進的なテクノロジーを積極的に導入しつつ、同時に職人による伝統的な時計製造も用いる国産ブランド「シチズン(CITIZEN)」。その持てる技術を結集して生み出したのが、自律型光発電腕時計として世界最高精度の“年差±1秒”を誇る、エコ・ドライブムーブメント「キャリバー0100」である。この革新的なメカを搭載する初のステンレススチールタイプ2モデルが発表された。

精度に対する絶対的な自信の表れ「イーグルマーク」が誇らしげに輝く

“年差±1秒”という圧倒的な精度のエコ・ドライブムーブメント「キャリバー0100」は、まずシチズン創業100周年のバーゼルワールド2018でコンセプトモデルとしてポケットウオッチ型で初披露された。その翌年、キャリバー0100を腕時計サイズにして搭載した18Kホワイトゴールドモデルスーパーチタニウムモデルがデビュー。そして遂に、今年はステンレススチールバージョンがリリースされることになったのである。

ステンレススチール製の新作も、研ぎ澄まされた1秒の美しさを伝える、というキャリバー0100モデルのコンセプトを引き継ぎ、あくまでも時刻表示に特化したストイックなデザインを踏襲。⾼精度を司るクリスタル(=結晶)をモチーフとしたラグの形状も再現しつつ、直径を1.5mm拡大して39.0mm(設計値)とした。そのステンレススチールの外装(高硬度を確保しつつ、貴金属のような美しい輝きを実現するデュラテクトαで加工)と文字盤に配された各パーツの高級感が相まって、洗練された印象を与えるミニマルな逸品となっている。

独特な光沢に包まれたブルーダイアルモデル(Ref.AQ6100-56L)は、重要な出会いをもたらすといわれる紫⾦⽯(しきんせき)をイメージ。微細なガラス粉を施した鮮やかな色合いが個性を生んでいる。一方のシルバーダイアルモデル(Ref.AQ6100-56A)は、細かな線が放射状に広がるサンレイパターンが施されており、光が入る加減によって表情が異なることを魅力としている。

両機とも、フラッグシップ「ザ・シチズン」の⾃信と誇りの象徴であるイーグルマークが文字盤、リューズトップ、ケースバックにあしらわれているのも特徴だ。

キャリバー0100モデルを見る際には、ぜひ秒針に注目いただきたい。時計を真正面から⾒たときに秒針がマーカーにピタリと重なるのがよくわかり、使われている技術の高さに驚くはず。なお本機は、従来のエコ・ドライブでは消費電⼒が⼤きく、⽬盛りの真上に重ねるのが困難だった⻑い真鍮製の秒針(重量があるため)をセット。輝きが強く美しい真鍮製針によって、時計本来の“⾼精度で動き続ける”を表現している。極めて精確に1秒ずつを刻むステップ運針の姿は、思わず時間を忘れて見惚れてしまう芸術性がある。もちろん時分針も同素材製で、時刻の読み取りやすさを追求したザ・シチズンならではの5⾯カットのヘールカット形状で仕上げられている。

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