「地球は青かった」――有名なこのセリフで知られるユーリイ・ガガーリンは、60年前の1961年に人類史上初の有人宇宙飛行を成功させた。そのとき、世紀の瞬間を彼の腕で刻んでいたロシアブランドウオッチ「シュトゥルマンスキー(STURMANSKIE)」が、アニバーサリーに相応しいスペシャルモデル第3弾を発表した。赤いNATOストラップがアクセントとなる最新作は、希少な100本限定モデルとなっている。
シースルーバック仕様のチタンケースに搭載されるデットストックキャリバーにも注目
ソビエト連邦とアメリカ合衆国がしのぎを削っていた分野のひとつに、宇宙開発事業があった。1961年にはエポックメイキングな出来事として、ガガーリンによる人類初の宇宙飛行が成し遂げられ、ソビエトは高度な技術力を有することを世界に知らしめたのだった。
当時は冷戦下にあったこともあり、ソビエト内の産業については明かされていない部分も多かった。時計に関しては1930年にスタートしたモスクワ第一時計工場が基盤となって機械式時計の製造技術が伝えられ、これを継ぐかたちで「シュトゥルマンスキー(STURMANSKIE)」は創業された。このブランドの愛用者だったガガーリンは、前人未踏の宇宙への挑戦においても同社タイムピースを携帯し、その優れた性能が宇宙においても十分に発揮されることを証明した。
新作「ガガーリン アニバーサリー 2609 コート・ド・ジュネーブ レッドスター チタニウム 日本限定モデル NATOストラップ」は、ガガーリンの偉業達成から60周年を記念して製作されるシリーズの3作目にあたる。本機はケース素材に軽量でフィット感に優れ、サビに強いチタンを採用。ここに伝統的で貴重なデッドストックの「キャリバー2609」を搭載している。コート・ド・ジュネーブ装飾で仕上げられ、香箱上に3ポインテッドのレッドスターをあしらうなど、クオリティの高いクラシカルな手巻きムーブメントである。なおこのキャリバーは、シースルーバックより鑑賞することが可能だ。
本機は、コレクション性を高める特別ボックスが付属している。こちらにはガガーリンが乗り込んだボストーク1号をモチーフに取り入れた、有人宇宙飛行60周年のアニバーサリーロゴをプリント。また、本体チタンケースの左側面には「地球は青かった」をロシア語で刻印。在りし日のガガーリンの偉業を称えるディテールを備えている。
センターセコンドの針やシースルーバックから見えるスターの色に合わせた赤いストラップは、カジュアルな装いにもマッチするミリタリーデザインのNATOタイプを採用。文字盤はクリームカラーで、同社ロゴや外周部にブルーのミニッツトラックをあしらう。時分針と個性的なフォントスタイルのアラビア数字インデックスには、暗闇でグリーンに光るスーパールミノバ蓄光が施されている。
シュトゥルマンスキー公式HP:https://sturmanskie.jp/
Text/WATCHNAVI編集部
- TAG
-