日本の時計作りの頂点「T0 コンスタントフォース・トゥールビヨン」を公開展示 ISHIDA新宿「グランドセイコーフェア」が9月から幕開け

東京・新宿の正規時計店、ISHIDA新宿が6月に大規模なリニューアルを終えたことを記念し、9月中にグランドセイコーフェアを開催する。本イベントの見どころは、昨年に披露されて大きな話題を呼んだ複雑機械式ムーブメント「T0 コンスタントフォース・トゥールビヨン」の公開展示(9月2日〜9日)となる。詳細は、フェア専用サイト(https://ishida-watch.com/eventfair/post/?entry=20210901-grand-seiko)へ。

コンスタントフォースとトゥールビヨンが同軸融合

同様の発想はインディペンデントウオッチメーカーが手がけてはいたものの、それとは異なる世界初の手法で重力補正装置「トゥールビヨン」と、トルク定力装置「コンスタントフォース」を同軸上に設計した世界初のメカニズムが、このたびISHIDA新宿に公開展示される「T0 コンスタントフォース・トゥールビヨン」だ。いまだ剥き出しのスケルトン状態のみで、ケースデザインなどはまったく明かされていないものの、スイスのハイエンドブランドに比肩する機構の着眼点とその複雑さ、精緻さ、美しさは、昨年9月に披露された直後から国内外で高い評価を獲得。時計好きならずとも一度は観ておくべき、日本の時計製造技術の頂点ムーブメントである。

世界初の手法で6時側にトゥールビヨンとコンスタントフォースを融合させた装置を持つ、グランドセイコーのコンセプトムーブメント「T0 コンスタントフォース・トゥールビヨン」。9時側にはパワーリザーブ表示、12時側には時分針を持つ。6時側の装置に見える6本のアームの動きが最大の見どころ。2020年9月に世界初披露

すでに一部地域で何度か同様の展示がされた実績はあるが、本来、このムーブメントはグランドセイコーが作られる岩手県のグランドセイコースタジオ 雫石に展示されているもの。とくにコロナ禍である今ならなおさらタイミングを逃すと、なかなか眼前で観ることは叶わない。精度を長く安定させるための2大複雑機構が打つ正確無比な120bpmの16ビートの刻音を、ユニークな動きと共に愉しめる貴重な機会となっている。

なお、9月中のグランドセイコーフェア期間中は店舗オリジナル特典、あるいはGrand Seikoオリジナルノベルティのプレゼントや、ショッピングクレジット100回まで分割手数料無料(*条件あり) などが用意されているとのこと。

フェアモデル(左)「SBGE271」72万6000円(右)「SBGE269」72万6000円 グランドセイコーブティックフラッグシップ、グランドセイコーブティック、グランドセイコーサロンおよびマスターショップ限定品。9月中旬発売予定

「T0 コンスタントフォース・トゥールビヨン」公開展示

実施店舗:ISHIDA新宿 (〒160-0022 東京都新宿区新宿3-17-12)
営業時間:平日 12:00~20:00 / 土日祝 11:00~20:00
Tel.03-5360-6800
https://ishida-watch.com

TAG

人気のタグ